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1話「席替え」_真緒side_ ページ1
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今日もまた、あいつは手を挙げる
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「先生〜！
私の筆箱ちゃんが私のことを見て『寝てくれ〜！』と言っているので寝ます」
「そんな筆箱は無いっ！
席替えするだけだから起きてろ！」
梅宮
彼女はマイペースで、何を考えているのかわからない
転校して来た梅宮と同じクラスになって過ごして見て彼女の印象はそれくらいだ
副会長も梅宮に手を焼いていると聞いた
「席は前に貼っとくからな、移動させろー」
ガタガタと動き出す机
前に貼られた紙を見ると衣更の横に梅宮の文字
……と言うことは
「おー……よろしくな、梅宮」
「ん、……まおくんだっけ？
うんうん、よろしくね〜」
机を動かし終えた梅宮は机にうつ伏せになり顔も見せずに手を振る
早速寝る体制に入って居る
「おーい、衣更。 梅宮のこと頼んだぞー」
「ちょっとー？先生ヒドーイ。
人のことお荷物みたいに言わないでよ」
それから1ヶ月
マイペースな梅宮に振り回されることになるのは
まだ、少し先のお話
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