愛されたいのは 2

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どうやら北山さんと俊くんで初詣に行ってるみたい。

仲良しかw

と思ってたら、またもう一枚写真が送られてきて、今度は隠し撮りじゃなくて、すっごい嫌そうな顔した北山さんの隣に裕太がいて

北山さんの頭の上に手を置いて、北山さんのチビアピールしてる。

てかなんで3人仲良くなってんのよw


Aなんなのよ、このメンバーは
俊くんこの前きたやんと飲んでた時に玉も呼んだら、二人が仲良くなっちゃってさー。
俺ジェラシー感じたわー
Aなんか複雑なんですけど
俊くんあっはっはー

あっはっはーじゃないわ。

裕太も人見知りなくせに。

さすが北山さん、裕太の懐にも簡単に飛び込めるのね。









そして次の日の昼過ぎ、車だと大渋滞しそうだし、駐車場も停めれなさそうだから、駅で太輔さんと待ち合わせて神社へ。

今日はちょっと念入りにブローして、髪の毛を真っ直ぐにした。

するとその髪を見て、ツヤツヤでキレイだねって言って髪の毛を一束手にした。

太輔さんは会うと必ず私がちょっと気合入れた所を褒めてくれる。

だからきっと次はこうしようとか、ああしようって気になるんだと思う。


「行こうか」


社へ向かって歩き出し、少し進んだだけで人の多さが格段に違ってきた。

前の方はもうすごい人で、チビの私は人に埋もれてしまう。


「Aちゃん、はぐれるといけないから」


って手を出してくるから、私ももうその手を取って歩くしかないわけで。

あったかい太輔さんの手のぬくもりに安心する。

時間はかかったけど、ようやくお参りの番が来たので、お賽銭を入れてお願い事をした。

何事もなく平和で過ごせますように。


「何お願いしたの？」

「えー…内緒です。太輔さんは？」

「えー…内緒です」


って私の口調を真似するし！


「もうっ！」

「ははっ」


と社を後にしながら話していると、


「太輔っ！」


と声をかけてきた女性がいた。

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