#117 ページ19
それから少しして、個室に戻ってきたのは、テヒョンさんだった。
サナ「私、お手洗い行ってくる。」
テヒョンさんが戻ってきたタイミングで、サナさんはお手洗いに行くと席を立ち、電話をしに行ったジョングクは電話が長引いているのか、まだ戻ってこない。
.
久しぶりに感じる、二人だけの空気。
最後に二人で会ったのは、私がジョングクの事を好きだと言った日だったっけ。
その空気は、どこか懐かしくて、でもとても寂しかった。
.
『あのさ、Aちゃん、』
話をどう切り出せばいいのか迷っていた時に、先に口を開いたテヒョンさん。
『もう、俺たち友達にも戻れないのかな？』
寂しそうな顔で笑うテヒョンさんを見ると、胸がぎゅっと締めつけられた。
「…え？」
『前みたいに、二人で会うのとかもダメかな？』
どうして。
どうして、また二人で会いたいと思わせるような事を言うの？
「ダメですよ…」
『なんで？』
「なんでって…
私には、ジョングクがいて、テヒョンさんにはサナさんがいるからですよ。」
私がそう言うと、テヒョンさんは顔つきを固くした。
『俺とサナは付き合ってないよ？』
「…なら、サナさんとはただの友達なんですか？」
『…いや、そうじゃなくて、』
「そうやってテヒョンさん、いつもはぐらかすじゃないですか。
テヒョンさんは、友達とあんな風にキスしても何とも思ってないんですか？」
サナさんと、あんなキスをしてたのにただの友達なわけがない。
「サナさんは、テヒョンさんと付き合ってるって言ってました。
もう、私何が本当か分からないです…」
誰の言葉が本当なのか。もう、分からなかった。
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ジンベーザメ(プロフ) - 本当に素敵すぎた作品です！！！！！すごく良かったです！！ありがとうございました！！ (2019年5月6日 19時) (
レス) id: e6d9bbab14 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - お疲れ様です！！ラストの終わらせ方、完璧過ぎて尊敬です��(ﾟДﾟ) 新作も頑張ってください！もちろん読みます笑 これからも応援しています!!! (2018年11月5日 0時) (レス) id: b3b044afea (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 1ばんが先に見たいですれ！ (2018年10月29日 23時) (レス) id: 8c6f5da4b7 (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - お疲れ様です！きみとな素敵な作品でした(^^)次回作も楽しみにしてます！ (2018年10月29日 23時) (レス) id: 6fbb76998d (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - 1番を先にみたいです！ (2018年10月29日 22時) (レス) id: cb7e5c3f35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた
| 作成日時：2018年9月17日 23時
