第8話 ページ9
- 太刀川 - // 過去編 //
対戦を終えた2人が話をしながら降りてくる。
「 お前、手加減しろよなぁ!」
『 あはは、ごめんごめん。』
「 あ、お前、反省してないだろ〜!」
『 んー?なんのことー?』
くすくすと笑う彼女をぼーっと見つめていると、視線に気付いたのかこちらを向き、目が合う。
『 …あ!』
こちらを見ながらそう呟くと、走ってくる。
『 …あ、あの!太刀川さん、ですよね?』
「 あぁ、そうだけど。なんか、用か?」
『 いや、この前の事、しっかり謝りたくて…。』
この前の事、というのはぶつかってしまった時のことだろう。
「 あー、いいってほんと。気にしてねぇから。」
そう言って、少し微笑むとその子も微笑み、
『 ありがとうございます!』
と言ってくれた。
「 そういえば、自己紹介 まだだったな。」
『 あ、そうですね。私の名前は、山城Aです!よろしくお願いします。』
そう言って、頭を下げる。
「 おう、俺は太刀川慶だ。同じ攻撃手としてよろしくな。」
『 はい!よろしくお願いします!』
この前の事から、この子との関係が1歩進んだ。
.
82人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:弥彦 マイ | 作者ホームページ:http://mekakusi
作成日時:2017年5月25日 20時