第13話 ページ15
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少し時間がたった頃に、二宮さんがこっちに向かってきた。
「悪い、待たせたな」
『いえ、全然大丈夫ですよ』
そういって対面の席に座る。
二宮さんが注文したのは焼肉定食だ。
『ここの焼肉定食、美味しいですよね〜』
「あぁ」
そういって、もぐもぐ食べ始める。
『二宮さんって、お弁当とか作らないんですか?』
「お弁当はあまり作らない」
『そうなんですね、じゃあ自炊とかは?」
「簡単なものなら。時間がかかるのはあまり好かんからな」
『なるほど〜』
二宮さんが自炊してるところはなんか見てみたいな…
なんて思いながら、腕時計を見ると14時に回りそうな時間だった。
『あの、二宮さん、これからの予定は?』
「午後の授業をあと1時間受けるだけだ。夕方は任務だがな」
『あれ、今日任務なんですね。じゃあ、私と同じかな』
「…そうなのか」
『はい、多分。…よ、よろしくお願いします』
「あぁ、こちらこそ」
そう言うと、いつの間にか二宮さんは焼肉定食を食べ終わったようだ。
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作者名:弥彦 マイ | 作者ホームページ:http://mekakusi
作成日時:2017年5月25日 20時