『まほうつかい』さん【逆先夏目】 (ページ6)

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５話ページ6

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『だから何もないって！』

「ふぅン、あんなに楽しそうだったの二？」

なんだ？言い合いか？

テラスは結構遠いのに怒号がここまで聞こえるぞ

やめてくれよな～面倒事だけは

仕方ないな、止めにいくか

Trickstarのレッスンも今日は無いし

今日は生徒会室行きたかったんだけどな～

ああ見えてきた

「おいお前ら…」

『つむ兄は近所のお兄ちゃん！』

「近所のお兄ちゃんだったラ、背中に項垂れるノ？」

『もうしつこい！夏目ちゃん！』

「ハ？ちょっト…センパイに聞いたでショ？」

『夏目ちゃ～ん私は好きよ～』

にやにやしながら一枚の紙をペラペラと靡かせるA

逆先は好きって言われたの満更でもなさそうに赤くするなよ…

『ねぇ今度一緒出かけようよ！夏目ちゃんで！』

「はァ…絶対に嫌だけド、デートはしてあげル」

『デっ、デートって誰が言った！？』

「違うノ？」

『～～ッ夏目キライ！』

「ボクも嫌いだヨ」

『奇遇だねぇ』

…入っていくだけ面倒だよな！

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