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甲斐甲斐しい ページ6

≪風柱 不死川 実弥 視点≫


「どうですか?不死川さん」


にやにや笑う胡蝶の先には
艶やかな着物を着たA

その姿に目が離せない



「なんとか言ったらどうなんですか?」


「あー、…ああ」


「なんですか、その中途半端な感想は」


「…おい、A」



胡蝶を無視してAに近付く


紅の輝く瞳
その瞳に俺が写る



「今から俺の屋敷にいく。
お前はまだ病み上がりだから、ほら」


「え、え?」


「まぁ」


Aを横に抱く



「安心しろ、落としたりしねェーから。
胡蝶、感謝する」


「相変わらずAさんにだけ甲斐甲斐しいですね」





Aにあわせてゆっくりな速度で屋敷まで戻る


途中、屋根から屋根に飛ぶように移動すると




「わぁー、鳥みたい」




はしゃぐ姿を可愛いと思う

守りたいと、このままずっと抱き締めていたい




『Aさんが一緒になんて不死川さん我慢できずに、記憶がないAさんに、あんなこととかこんなことを無理矢理し』




ああー、



我慢できねェーかも

誘惑→←記憶喪失



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作者名:りん | 作成日時:2019年11月19日 22時

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