3 年下の男 和 ページ3
戸締まりをし、アパートの階段を降りると、門前を掃除している、大家さんに遭遇した。
「おはようございます。行ってきます！」
「あら、和ちゃん^^
もうすぐね。和ちゃんに会えなくなるの寂しいわぁ。引っ越しても、遊びにいらっしゃいね♪」
え？もうすぐ？引っ越しても？
何？どういう事？
「あらやだ！聞いてないの？
ほんと和美ちゃんは、どこか抜けてるわよね(汗)
和ちゃんに言ってないなんて！」
「何？大家さん教えてよ。」
「和美ちゃん再婚するのよ？
良かったわね♪和ちゃんにもお父さんが出来るわよ！」
初耳だ。
みっちゃんにそんな相手が居たなんて。
ショック・・・いや！喜ばなきゃ！！
みっちゃんが幸せになれるなら、なんだっておしまない！そう決めたじゃないか！
だって、ほんとは、もっと幸せになるべき人なんだもん！！
でも、なんで教えてくれなかったのかな。
大家さんと別れて、学校へ向かう途中、大きな車が停まっていた。
「ここでいいわよ^^ありがとうね智くん♪」
「いえ。じゃあ、気を付けて。」
車の前で、みっちゃんと、男の人が話していた。
智くんと呼ばれたその人は、三十代？くらいの、優しそうな、空に浮かぶ雲のような人だった。
あの人が再婚相手か。みっちゃんより年下だよな？
・・・かっこいい。
とっさに二人に見られないように、隠れてしまった。
みっちゃんは、幸せそうに、僕に気付かず、横を通りすぎていってしまった。
気付かれずに・・・。
なんだか、みっちゃんに捨てられちゃった気分だ。
なんで？ダメだよ？みっちゃんの幸せ、もう邪魔しちゃダメだよ！？
そう自分に言い聞かせるようそのまま、瞳を閉じた。溜まっていた涙は、おのずと押し出され、押し出された涙はもう、自分で止める事ができなかった。
「ねぇ、君どうしたの？
・・・・泣いてるの？どっか怪我でもした？」
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革ベルト
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エケコ(プロフ) - マーブルさん» コメ感謝です。愛くるしい///まさに！まさにそんな感じですね。その表現、誰かの台詞に使わせてもらいます^^ (2012年7月3日 5時) (
レス) id: f5b940a340 (このIDを非表示/違反報告)
マーブル(プロフ) - 和くんの愛くるしさにきっとみんなの心もほんわかしますよね。ちょっとドキドキしてしまいます。 (2012年7月2日 22時) (レス) id: 161dbf9cfe (このIDを非表示/違反報告)
エケコ(プロフ) - 愛佳さん» コメ感謝です。ねぇー。エケコもです（涙）もう少し、もう少しの辛抱っす！きっと受け入れてくれます！ (2012年7月2日 21時) (レス) id: f5b940a340 (このIDを非表示/違反報告)
エケコ(プロフ) - まーこさん» コメ感謝です。そろいましたね♪やっと（汗）和くんが幸せを握っているお兄ちゃんたち！虐められなきゃいいんですけど。 (2012年7月1日 23時) (レス) id: f5b940a340 (このIDを非表示/違反報告)
まーこ(プロフ) - やっとイケメン兄弟勢揃い♪智くんは再婚に反対みたいだけど…可愛い和くんに免じて許してよね♪ (2012年7月1日 21時) (レス) id: 2a5cd8ed3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エケコ
| 作成日時：2012年6月28日 4時
