9話 ページ13
神威side
腕の中で眠ってるAをなるべく起こさない様に運ぶ
…相変わらず小さいなぁ、すぐ壊れてしまいそうだ。
なんて思いながらAの部屋のドアを開けて、そのままベッドに寝かせる
「…………」
寝ているAを見ていると
何故か胸?心臓?辺りがザワつく
どうしたものか、普段は何とも無いのに
…もしかして、人生で初めて“ 風邪 ”というものを引いてしまったのかもしれない。後で阿伏兎に報告しよう
こんな無防備な姿を見せたりする男が居るのだろうか
いや、団員達とは仲は良いがそこまで心を開いてる奴は俺以外今まで見たことが無い。
阿伏兎は例外だけど…
もしAに恋人が現れたら俺はどう思うのだろう
素直におめでとうと言えるのか、それとも。
「……って何考えてんだろ俺」
知らない内に額にできた汗を拭う
…俺体調悪いのかな?
結局俺はAをどうしたいのだろう
いつも一緒だから何も考えてなかったけど、いつかは俺もAも恋人が出来るだろうし。
普段こんなに頭を使わないから、考えがごちゃごちゃしてきた
一瞬頭によぎった言葉
「俺の“ 女 ”にしたい」
あぁ、どうやら本当に俺は風邪を引いたみたいだ。
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ごめんなさい。
神威っぽく無いですよね、誰ですかって感じですよね。
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作者名:まひろ | 作成日時:2017年10月31日 1時