#11話 ページ12
赤葦side
あの件があってからエマとノーマンは自由時間に2人で行動することが多くなった。
恐らく脱獄の計画を進めているんだろう。
その間俺達は元の世界への帰り方を調べる為に図書館でそれらしき本を読み漁っていた。
脱獄をする迄に帰る方法を見つけ、皆が脱獄をする時に帰る。
何故見つけてから直ぐに帰ろうとしないのかと言うと、レイと約束したからだ。
"脱獄に協力する"事を。
俺と(名前は)発信機が埋められていないから
ママに居場所がバレない。
だから計画を進めやすくなる。
(協力する為には早く帰り方を見つけないと...)
ちなみに、今図書館には俺、レイ、Aの3人だけだ。
レイは脱獄の協力の代わりに手伝ってくれている。
ほぼ毎日本を読んでいるだけあって関係のありそうな本を沢山の本の中から出してきてくれる。
その山積みになった本を読み進めていく。
チラッとAを見ると熱心に読んでいる。
(一緒にいるのがもしAじゃなくて木兎さんだったら...)
想像しただけで溜息が出そうだったので
その考えは消し去った。
ガタン
『私、ちょっと御手洗行ってくるね。』
赤「あぁ、うん。行ってらっしゃい。」
バタン
赤「ふぅ...」
(そういえばもう1つレイに聞きたいことがあったんだった)
赤「ねぇ、レイってさ」
レイは本に目を向けたまま、耳だけこちらに傾けている。
レ「あー?」
赤「ずっと思ってたんだけど
Aのこと好きだよね。」
レ「あー
.....って、はぁ!!?」
レイは相当焦ったようで本を落とし、それを拾おうとして椅子から転げ落ちている。
レ「なわけねーだろ!!
適当なこと言うな京治!」
赤「照れなくてもいいんだよ」
レ「照れてねーよ!」
いつも木兎さんの相手をしているおかげで洞察力は優れていると言える。
赤「何事も行動しなきゃ始まらないよ。」
レ「...はっ...行動したって彼氏がいるんじゃ無理だろ。」
レイは少し呆れているような声で言う。
(それより...
彼氏って誰!?)
赤「えっ、レイAの彼氏って...誰?」
レ「はぁ?お前だろ?」
赤「俺ら、ただの幼馴染だよ。」
レ「.....は?」
レイはフリーズしている。
レ「マジかよ...嘘だろ...」
赤「まぁ俺もAのこと好きなんだけどね。」
レ「おま...よくそんなことをサラッと...
ていうかいつから気づいてたんだ?」
10話のところを9話って書いてしまっていました。
ごめんなさい...
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慈輝(いつき) - ハイキュー×約束のネバーランド 通称 ネバキュー(←勝手に命名 ) 更新頑張ってください!楽しみにしています (2019年9月27日 22時) (レス) id: d3f5adce82 (このIDを非表示/違反報告)
美園 - いちごミルクさんの新しい作品!約束のネバーランド×ハイキュー!がんばってください! (2019年8月19日 14時) (レス) id: b24611d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごミルク | 作成日時:2019年8月17日 12時