木兎さんの妹は音駒高校バレー部マネ

さんじゅうはちわ。 ページ40

Aside



『ふぁいっ！？』



急にモヒカンの怖そうな人にフルネームで名前を呼ばれ驚いた。



研｢なんでフルネームなの...｣


山｢いや、それはその...｣



なにやら口ごもっている。



研｢まぁいいや...で、どうしたの虎。



Aになんか用でもあるの...？｣


虎と呼ばれたモヒカンさんは私の方に向き直った。


山｢お、おう...



...っ木兎...




お前が正しいと気づいてやれずに、

えっと、その、疑ったりして...悪かった...｣



『.....え？』



ん？記憶失う前の私、何したの？



夜｢それ言おうとしたのか山本！！！



謝れるのはえらいぞ！！








...でもな、Aは...記憶喪失だからその事、
覚えてないんだ。｣



山｢！？そ、それってどういう...｣


この人は知らなかったのかな...？


黒｢丁度いい、このこと知らない奴もいるから伝えとくわ。



おーいお前ら、集合。｣



さっき兄ちゃんと話していた背の高い人が集合をかけた。



｢｢｢オース｣｣｣



音駒の部員が私と夜久さん、例の背の高い人を取り囲む様に集まった。




黒｢えー、知ってるやつもいるが、Aは記憶喪失になった。｣



少し場がザワついた様な気がした。




黒｢原因は合宿の時の騒動...






中山がAにカッターを刺し、

突き飛ばされた衝撃で頭を打った。｣




(中山...って...？え...カッター...？)



記憶を失う前の私は何をしていたのだろうか。




私はなんにも覚えてない。



《ｰｰｰ絶対に迷惑はかけない。》



『え？』


(なんか、声？




ｰｰｰでも、今の声って、)


黒｢ん？どうした？A｣



『...あ、なんでもない、です』



クロ...さんは、タメ口で話してたって言ってるけど、流石に2個上にタメ口はなぁ...



黒｢気ぃ張んなくていいぞ、俺らとは数年の付き合いだ。

ただの先輩後輩関係じゃないんだからな！｣


『...はい！』




さっき聞こえた声は...紛れもない自分の声。



(これも過去の記憶...なのかな)




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最近更新出来てなくてすいません！！！


実は受験生で定期テスト前なので更新ペースが遅くなります、申し訳ございません。


これからも、この作品をよろしくお願い致します！！

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