シンドリア王国王女、○○済み！？ （練白龍）

第45話 ページ47

(白龍side)





貴「できない！何でだよもう！！！」



白龍「そんな簡単にできるものじゃないですよ・・・」






でも・・・



何でも完璧にこなすAだから、



案外早く習得するんじゃないかとも思った。






白龍「俺、嬉しいですよ」



貴「何が？」



白龍「Aにもできないことがあるのが・・・。

人間らしくていいな、と思ったんです」



貴「・・・そう」





すごく悔しそう。



だけどAの表情から見て、それだけじゃないと思った。





白龍「あの、ずっと気になっていることが・・・」



貴「いいよ。言ってみ？」



白龍「俺に・・・いや、誰に対してもですが・・・









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貴方は何を隠しているんです？」



貴「・・・！！」





好きな人にこんなこと聞くのも気が引けるが・・・。





貴「貴方に嘘は通じない。だから誤魔化す気はないよ。


・・・確かに、誰にも話していないことはたくさんある」





これを聞いて俺は、Aのことをますます好きになった。



何故か？



そんなの決まってるじゃないか。



Aは、正直者だ。



隠し事をしているのは事実だと、



ちゃんと俺の目を見て言ってくれた。



俺のことを、信じてくれているんだ。





貴「でも・・・今は言いたくないよ・・・」



白龍「ふ・・・。良いですよ。いつかは必ず行ってくださいね＾＾」





だから俺も、Aを信じる・・・。

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