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*初めまして ページ3

「…………」

 私は目の前に横たえる青年の顔を、ただ眺めていた。

美しく整った顔立ち。 艶やかな青い髪。 まだ幼さの抜けきらないコイツはおそらくレジスタンスのリーダーであるソロモンだ。



 なぜ今私がコイツにベッドを占領されているかを説明しようとすると、昨夜まで時間を遡らなければならない。




 あの時、私は【依頼】を終えて自らの住処のツリーハウスがある森まで帰ってきていた。

 今回の依頼もさして面白いものでもなく、帰ってきた森も相変わらず人影がない。


 その静けさに嫌気がさしている私は、一つ大きな溜め息をついた。


 そう、その時だ。


私がコイツを見つけたのは。


 目の前でぐったりと横たえ、ぴくりとも動かなかったコイツを見て最初はシカトしてやろうかとも思った。

けれど、血だらけ傷だらけのコイツをどうしても見捨てていくことができず近くにいた鹿に手伝って貰いツリーハウスまで連れてきたのだ。


 実際私がこのお気に入りのツリーハウスに招き入れた人物はコイツが初めてで、少し緊張した。


 木漏れ日が降り注ぐこのツリーハウスは、月明かりもよく通し美しい。

 例え周辺に人間がいたとしても私はこのツリーハウスへの侵入は断固として許さないだろう。

・2→←*私。



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アリサ(プロフ) - 彩星さん» で、できるかぎり更新していきます! (2014年10月29日 19時) (レス) id: 956d2a8dca (このIDを非表示/違反報告)
彩星 - だって面白い作品だからつい興奮してしまって、頑張ってください!毎日確認します! (2014年10月24日 23時) (レス) id: 0e7062ca6e (このIDを非表示/違反報告)
アリサ(プロフ) - 彩星さん» そ、そう言っていただけると、とても励みになります! (2014年10月21日 19時) (レス) id: 956d2a8dca (このIDを非表示/違反報告)
彩星 - やべー、続き気になります! (2014年10月16日 0時) (レス) id: 0e7062ca6e (このIDを非表示/違反報告)
アリサ(プロフ) - 憐(紅の瞳)さん» 頑張りたいと思います……! (2014年10月5日 10時) (レス) id: 956d2a8dca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリサ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年7月25日 17時

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