【マギ】大好き、愛してる。 ４【カシム】

番外編１―３　☆ちょ、マジ痛いんだって。　　 ページ30

―――――あの宴から、丁度今日で10ヶ月・・・くらい経った。


私のお腹もずいぶんと大きくなってて、歩くのが辛い時がある。

医師の人によると、もうそろそろ出産・・・だってさ。



最近は、よく私のお腹を子供が蹴ったりしてきて、


それが痛いんだよねぇ・・・。



あ「っ！！・・・また蹴ったよ・・・？」


カシム「まぁ、いいんじゃねぇの？元気そうだしさ。」


そう言って、カシムは私のお腹を撫でてくれる。

それがすっごく恥ずかしくて。


あ「っ//////」


カシム「何照れてんだよ？」


あ「べ、別に・・・。早く産まれてきてくれないかn――――――――ッ！！！」


突然、激痛が体中を駆け巡って、私は踞ってしまった。


カシム「Aっ！！？どうしたんだ！？」


あ「いた、いッ・・・！！やば、ちょ、看護婦さん・・・よ、んでッ・・・！！」


カシム「あぁ、分かった！」


カシムは急いで病室を出て行って、医者を呼びに行った。



まさか、



まさか、まさか、






＿＿＿＿＿＿出産ですか・・・！？



何故か凄く不安になってきた。


小さい頃、アリババのお母さんに聞いたことがある。

アリババのお母さんのこと・・・私も『お母さん』って呼んでたなぁ・・・。






あ『ねぇ、お母さん。』


母『ん、なぁに？A。』


あ『お母さんが、アリババを産んだときって、痛かった？』


母『そりゃぁ・・・すっごく痛かったわよ？体が壊れちゃうかと思ったわ！

　 世間ではね、鼻からスイカが出るほどだー・・・って言われてるんだって。』


あ『えぇぇっ！？私、大きくなったらちゃんと赤ちゃん産めるかなぁ・・・？』


母「ﾆｺ)大丈夫！Aなら出来るよ！！お母さん、信じてるからね？」


あ『うんっ！頑張るねっ！！』








懐かしいなぁ。



―――――ｽﾞｷｯ!!



あ「っ！！」


また痛み出した。


看護婦「Aさんっ！大丈夫ですか！？」


あ「た、ぶん・・・・？」


すると、しばらくしないうちに担当医が来て、私のお腹に手を当てた。



医者「・・・お産ですね・・・・・。」


うわ、マジか。←


カシム「俺・・・緊張してきたわー・・・・。ザイナブとか呼んでくるか？」


私はカシムの手を強く握った。


カシム「・・・A・・・・？」


あ「やだ・・・、行かない、でッ・・・。」




出産、って一人になるのが凄く怖い。

誰かが傍にいてくれないと、心細くて死んじゃいそう。

番外編１―４　☆幸せの口付け　→←番外編１―２　☆うえええええ！！？　　

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す