第281話 ページ2
スパルトスside
ヤム「ラサードはAちゃんをクトゥー・スラから遠ざけるために、
─────Aちゃんを守るために 貴女を手放したに違いないのよ」
ヤムライハ殿は泣き止んだAを撫でながら,先刻私達が聞いたのと同じ内容を言った。
Aは納得していない表情であった。
A「ちょっと待ってほしいです,…結局クトゥーさんは私に何をしようとしていたんですか?
…あの人がクトゥーさんだったなんて覚えてませんでした」
スパ「推測でしかないが、筋が通る説は限られてくる
『クトゥー・スラがAを要求した』
或いは
『もともとA欲しさに養子になった』か…」
A「…なんで……?」
ヤム「そこはわからないけど,理由なんていくらでも考えられるわ」
A「そうです…ね
…。
…ありがとうございました。」
Aは呼吸を一つしてから,少し赤い目で礼を言った。言われた側の目は驚きが隠しきれていなかった。
ヤム「…『ありがとう』なの?」
A「はい、クトゥーさんが何者なのか判りましたし,
ラサード様にまたお目にかかれるなんて,嬉しかったですから
勝手に見たことを除けば良いことばかりですよ.今度からは許可とってください
魔法ってやっぱり有能です」
ヤム「─────。」
私達は息がつまった。
・ ・ ・
ヤムライハside
──流石に,師弟関係で得られた(はずの)信頼も崩れるのではないか,魔法のことが嫌いになっても仕方ないかもと悔やんでいた。
でも私の杞憂で終わってしまった。
本当にいいのだろうか?
──今は、他の“視てしまった”ことも伝えなくていいのだろうか?
ヤム「…私こそ、ありがとう。
Aちゃん怒るかなって思ってた」
──やっぱり,言わなきゃ。
A「まぁ、ちょっとは
…それで、これからどうしましょうか」
スパ「やはりスラを捕まえ明らかにしなければ…
Aに危害がないならば良いが,逃げられても後味は悪い」
A「はい。
…とりあえず、モルジアナちゃん達に挨拶してきます」
Aちゃんは笑顔で部屋を出ていってしまった。
―――――――――――――
直に章が変わりますのでちょっとだけ期待してほしいです!!あっでも!期待しすぎないでほしいです!
…やっぱり期待しないほうがいいかもしれないです
とにかく今回も頑張ります!よろしくお願いします!
早々にコメントくださった読者様 ありがとうございます!
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カルティ(プロフ) - 凛さん» 長らくお待たせしてます。凛さんのコメントに、本当に救われます…!凛さんに宛てる心づもりで書いていきたいです。どうぞ、今後もよろしくお願いします!! (2020年5月2日 18時) (レス) id: 8b553715eb (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 更新ありがとうございます。このお話が大好きで、ずっと楽しみにしていたので、とても嬉しいです!続き楽しみに待っています。 (2020年4月26日 0時) (レス) id: 119aca1ca3 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 幽さん» 幽さん、コメントありがとうございます。温かい言葉に支えていただき、今日更新に至りました。これからもお待ちいただけたら嬉しいです!これからもどうぞよしなに。 (2019年11月30日 18時) (レス) id: c008cc11a5 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 夏澄さん» 夏澄さん、ありがとうございます!更新しました!!読みやすいと言っていただけて口が緩むのが抑えられません…!読みにくさを気にしてるので本当にうれしいです。今後もどうぞよしなに〜。 (2019年11月30日 18時) (レス) id: c008cc11a5 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - Msさん» Msさん、ありがとうございます!落ちは最後まで明かしませんので、どうぞこれからもよしなに。マスルールとももだもだできるといいなと思ってます(笑) (2019年11月30日 18時) (レス) id: c008cc11a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルティ | 作成日時:2015年7月30日 19時