第278話 ページ47
ラサードの書斎のようだった。
A「ラサード様、お聞きしたいことがあるのですが」
ラサ「うん。──お客のことだね?」
A「あ…はい」
ラサ「尋ねるのは悪いことじゃないからな。
…実は私に弟ができるかもしれないんだ。叔父のところから養子を迎えてね。
まぁ彼が家を気に入ってくれたらなんだけどね」
彼は片手を首の後ろにやりながら笑った。恥ずかしがっているような笑みだった。
A「気に入ってくださいましょう」
ラサ「そうかな──いや、そうだといいんだけどな」
A「はい!、素敵なお兄様ができるのですから、きっと」
ラサ「…うん」
目を細めて、Aに優しい表情を見せた。
Aも同じようにしてみせた。
弟。──つまり。
天井が空に変わる。
屋敷の正門であった。
馬車が着いて青年と婦人、10代前半の少年が降りてきた。
親子らしい三人は門で立ち止まり、キンナ家に挨拶した。
少年はクトゥー・スラと名乗った。
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魂魄 - 更新がんばってください、楽しみにしています!! (2015年7月30日 13時) (レス) id: 069bd89ccf (このIDを非表示/違反報告)
けーじろー(プロフ) - 夢主ちゃんはこれからどうなるんですか?それに、夢主ちゃんの過去も凄く気になります!これからも頑張って下さい♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: eb19431c53 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ルキアさん» →結構ヤバいです。 市場の辺りで騒ぎになりました。 実は、次の更新で規模はあまり大きくなかったことを追記する予定だったので,「る…ルキアさん,とっても鋭い…!」って画面の前ですごい顔してました(裏話)(笑) これからもコメントをいただけると嬉しいです! (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ルキアさん» ルキアさん、もったいないくらいの褒め言葉ありがとうございます!! かなり嬉しいです! ルキアさんの書いてくださった、マスルールの場面、私も結構気に入って更新したので、細かく見ていただけて幸せ者です、私。 ちょっと文字数が足りないので次へ→ (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 雪野サヤカさん» 雪野サヤカさん、返事が遅れてすみません、コメントありがとうございます! 面白かですか!?何て可愛い表現ですか! エネルギーになります! 頑張ります! (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルティ | 作成日時:2014年10月31日 22時