第267話 ページ35
シン「――だが、」
…。
…逆接?
嫌な予感しかしない。
王がAさんの目の前に立つ。
小柄なAさんの肩にその頼もしい掌が置かれる。
そして、言った。
シン「俺が付いていて護れないようなことは,まず,ないだろう?」
A「こっ国王様!!」
ジャ/シャル/スパ「「「王っっ/王サマぁっ !!」」」
余裕のある王の微笑プラスAさんの破顔で辺りに黄金の花でも咲いたかと思ったが、よく考えたら(よく考えなくても)アウトラインを超越しているじゃないか。
危ない危ない…。
ジャ「何を隠し持っているか得体の知れない相手ですよ! 標的であるAさんを連れていくなんて…」
A「国王様から離れませんから!」
ピス「それはそれでダメなんだってば」
A「何で?!」
王とAさん二人対その他の構図で納得のさせ合いが続く。
絶妙なタイミングで味方になったな、王。
アリ「シンドバッドさんずりぃ…!」
白龍「A殿が行くならっ俺も着いていきま((シャル「させるかぁっ」むぐぁっ」
ジャ「こら!口塞いじゃだめですシャルルカン!
白龍皇子殿下も!我が国の内部の事情ですから、どうぞ『私』に一任して御休みになっ」
シン「ではAさん,俺から離れることがないように手を…
…おいマスルール,何でAさんを数歩後退させた?」
マス「……手で?」
ピス「ここでボケた…」
モル「行くなら私も行きますからね,Aさんっ」
A「わかりました、私の後ろにいてくださいね」
モル「おかしくないですか?」
…収束しない。
エギ「あ,あの,行くなら行きませんか?」
しーん
…しまった。僕ごときが何言ってるんだ。
ジャ「…エギーユ君の言う通りです!行くならさっさと行きますよ!!」
ピス「わかりました〜
万一のため私は待機しときま〜す」
スパ「私も残っておこう
…A、槍は狭い場では向かない。シャルルカンに貰った剣は持っておけ」
A「はい!」
シン「行こう、エギーユ君、Aさん、ジャーファル、マスルール」
モル(……くっ!!)
シャル「あれ?王サマ?」
ジャ「はい…エギーユ君、目立たないような道を案内してください」
シャル「俺は?!」
エギ「では門を出ましたら…」
アリ「師匠、待機です待機」
スパ「自身が教えた弟子を信じて待たないのか」
シャル「……ぐ…」
…何だか皆さん、想像より子供っぽいんですね。
―――――――
2016・01・08 訂正
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魂魄 - 更新がんばってください、楽しみにしています!! (2015年7月30日 13時) (レス) id: 069bd89ccf (このIDを非表示/違反報告)
けーじろー(プロフ) - 夢主ちゃんはこれからどうなるんですか?それに、夢主ちゃんの過去も凄く気になります!これからも頑張って下さい♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: eb19431c53 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ルキアさん» →結構ヤバいです。 市場の辺りで騒ぎになりました。 実は、次の更新で規模はあまり大きくなかったことを追記する予定だったので,「る…ルキアさん,とっても鋭い…!」って画面の前ですごい顔してました(裏話)(笑) これからもコメントをいただけると嬉しいです! (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ルキアさん» ルキアさん、もったいないくらいの褒め言葉ありがとうございます!! かなり嬉しいです! ルキアさんの書いてくださった、マスルールの場面、私も結構気に入って更新したので、細かく見ていただけて幸せ者です、私。 ちょっと文字数が足りないので次へ→ (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 雪野サヤカさん» 雪野サヤカさん、返事が遅れてすみません、コメントありがとうございます! 面白かですか!?何て可愛い表現ですか! エネルギーになります! 頑張ります! (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルティ | 作成日時:2014年10月31日 22時