第254話 ページ22
翌日
ヤムライハの研究室ヤムライハside
》コンコンッ《
A「入りますよ
…今日はどんな実験手伝えばいいんです?」
ヤム「いらっしゃいAちゃん…とモルジアナちゃん?」
驚いた。書き置きで呼び出した弟子の後ろにモルジアナちゃんが引っ付いていた。
モル「…出てった方がいいですか?」
ヤム「(あ、あれっ、睨まれてる?;)
ううん,居ていいわよ」
A「…こほん、ヤム姉さんちょっと耳を…
実はですね最近モルジアナちゃんを構ってなくって…(小声」
モル「…聞こえてますよAさん」
A「うっ…(ギクッ
ごめんなさいってば…(半泣き」
ああ…そういうことか…。
…なんだか恋び…じゃなかった忙しかった姉を嫉視している妹と取り繕う姉みたいだ。
ヤム「折角の自由な日にごめんね
すぐ終わらせるからモルジアナちゃんは椅子にかけてて」
モル「Aさんの後ろにいます」
A「監視しなくてもちゃんと居ますから!;
で…何でしたっけ?」
モルジアナちゃんは渋々離れてくれたようだった。助かる。
ヤム「この辺りの魔法道具の中から 机に広げてある魔導書に描かれた水晶を探してほしいの」
A「……自分でやってくださいよ」
落胆した様子でそんなことで呼ぶなと言わんばかりに眉をひそめられた。
前はもっと素直な良い子だったのに…。
ヤム「とか言いながらやってくれるAちゃんが弟子で良かったわ」
A「はは…、そう言っていただけると幸いです」
ふふ、と笑いあう。
……本当に、良かった。
察しの良いAちゃんに気づかれなくて、良かった。
私がこんなに簡単なお手軽キットみたいな水晶を使うはずがないことに。
私がわざと割った水晶を探させている理由に。
私が、私達が。
ヤム｢………。｣
思考を留まらせ、今から使うための液体を入れる容器を机に並べる。
A「あ、これですか? そちらに持っていきますよー?」
奥の方に発見したらしく、くぐもった声が聞こえる。
ヤム「うんありがとう」
A「…ヤム姉さん、今の実験が終わったらこのあたり片付けませ……っ!」
モル「? どうしまし……あっ…指が!」
持ち上げた水晶は見た目では判らないが割れていたようで、それによって彼女の指はかなり切られてしまっていた。
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魂魄 - 更新がんばってください、楽しみにしています！！ (2015年7月30日 13時) (
レス) id: 069bd89ccf (このIDを非表示/違反報告)
けーじろー(プロフ) - 夢主ちゃんはこれからどうなるんですか？それに、夢主ちゃんの過去も凄く気になります！これからも頑張って下さい♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: eb19431c53 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ルキアさん» →結構ヤバいです。 市場の辺りで騒ぎになりました。 実は、次の更新で規模はあまり大きくなかったことを追記する予定だったので,「る…ルキアさん,とっても鋭い…!」って画面の前ですごい顔してました(裏話)(笑) これからもコメントをいただけると嬉しいです! (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ルキアさん» ルキアさん、もったいないくらいの褒め言葉ありがとうございます!! かなり嬉しいです! ルキアさんの書いてくださった、マスルールの場面、私も結構気に入って更新したので、細かく見ていただけて幸せ者です、私。 ちょっと文字数が足りないので次へ→ (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 雪野サヤカさん» 雪野サヤカさん、返事が遅れてすみません、コメントありがとうございます! 面白かですか!?何て可愛い表現ですか! エネルギーになります! 頑張ります! (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルティ | 作成日時：2014年10月31日 22時
