第245話 ページ13
ある日のシンドリア
アリババside
俺たちにとって 鍛練も実験の束縛もない、大切な休日。
Aさんの店に遊びにいくのが常だ。
アラ「紅覇君達がいて忙しくてお店をあまり開いてなかった、って知ってたかいアリババ君?」
アリ「おー、知ってる。
だから余った商品を王宮に沢山持ち込んで女官さん達に配ってたんだとよ」
だから久々なんだよなぁ、とわくわくする。
暇だしAさんの手伝いでもすっかなー…、なんて。
・
…あれ
人がいない。店が開いてない…?
アラ「おかしいねアリババ君。
あ…あっちに誰かいるみたいだ!Aおねいさんかも!!」
店の前で悩んでいると、ルフがみえたのか、アラジンが店の裏にある果樹園のほうを指差す。
アリ「行こうぜ」
・
・
爽やかな音をたてる果樹。
甘い香り。
揺れるハンモック。
アラ/アリ「「ハンモック…?」」
前に来たときは無かったような…?
と、上方から声がかかる、
A「あら、アリババさんとアラジン君。どうしました?」
アリ「うわ…っAさん!
久々にお店に来たんですけどいなかったので……」
木に登っていた彼女は、数個の果実と本を抱えながらすたっと跳び降りてきた。
A「それはすみません。
今しがた休憩に入って読書をしていました。すぐに開けますからね(ニコッ」
相変わらず癒される笑顔で謝ってくれる…。大好きです。
アラ「おねいさん、このハンモックいつからあったんだい?」
A「ああそれですか。 1刻ほど前に作ってもらいました」
アリ「作って…って誰に?」
頑丈そうな蔓っぽい網で随分寝心地が良さげだ。乗ってみたい。
相当心を込めて手掛けたんだろう……、
……Aさんのために。
うわぁ…っ、もしかしてそいつ、Aさんが………
白龍「A殿!この本とて……あ、アリババ殿来てたんですか。」
アリ「お前かよ白龍っ!!!」
白龍「はい?
あー、…もしやこのハンモックのことですか?
はは、実は果樹やあちらに生えていた蔓をザガンの能力で伸ばしたんです。
A殿が気に入ってくださり何よ……触らないでください」
アリ「ケチだな?!」
白龍「なっ!相変わらず失礼な!
俺はA殿のために作っただけなんですから」
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魂魄 - 更新がんばってください、楽しみにしています!! (2015年7月30日 13時) (レス) id: 069bd89ccf (このIDを非表示/違反報告)
けーじろー(プロフ) - 夢主ちゃんはこれからどうなるんですか?それに、夢主ちゃんの過去も凄く気になります!これからも頑張って下さい♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: eb19431c53 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ルキアさん» →結構ヤバいです。 市場の辺りで騒ぎになりました。 実は、次の更新で規模はあまり大きくなかったことを追記する予定だったので,「る…ルキアさん,とっても鋭い…!」って画面の前ですごい顔してました(裏話)(笑) これからもコメントをいただけると嬉しいです! (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ルキアさん» ルキアさん、もったいないくらいの褒め言葉ありがとうございます!! かなり嬉しいです! ルキアさんの書いてくださった、マスルールの場面、私も結構気に入って更新したので、細かく見ていただけて幸せ者です、私。 ちょっと文字数が足りないので次へ→ (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 雪野サヤカさん» 雪野サヤカさん、返事が遅れてすみません、コメントありがとうございます! 面白かですか!?何て可愛い表現ですか! エネルギーになります! 頑張ります! (2015年7月15日 19時) (レス) id: 837c998b3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルティ | 作成日時:2014年10月31日 22時