第229話 ページ45
・
シャル「A!!?」
そう、女の子達に囲まれていたのはAだった。
A「あ、師匠今晩は。」
俺達が会話を始めると、用が済んだようで、群がっていた娘達は散っていった
シャル「『あ』、じゃない、『あ』じゃ!!
こんなとこで何やってんだよ………お前まさかここで働いて!?」
Aの性格からは考えにくい職業だ。まさかとは思うが…!?
A「―――いいえ。私ここに納品してるんです。今日がその日で」
…これまでにないぐらいの安堵のため息をついた。
シャル「そ、そうかわかった。 じゃ、なんで皆に囲まれてた?」
A「師匠よりモテてしまうみたいで…(テレテレ」
シャル「A………」
A「引かないでください!?
…こほん。多めに採れて余った果実を彼女たちにプレゼントしているんです」
店子1「…あのぅ、あたしたちそれが楽しみなの。シャルルカン様もAちゃんとこのは味がいいの知ってるでしょ?
お客さん放っておくのは申し訳ないから、いつも隠してるの…」
シャル「あぁー。成程ね…。A「それはそうと、師匠楽しんでますか?」あー……。うん」
…そのときやっと気付いた。こいつに限ってこういった店に居る所はできれば見られたくなかった。
最近この店に来たがらなかったアリババの気持ちが理解できた…ちきしょ。
Aは言葉を詰まらせていた俺には気づかず、
…ただ、他のことに気付いたらしく、苦い顔をした。
A「私帰りますね。み、見合いの準備しないと。」
正面から見ているAの顔からの視線は、店の奥に向けられていた。
シャル「どうし…………あいつが気になるのか?」
まさかっ、一人で6人も侍らせている男と知り合いなのか…?
で、気になる、のか?!
A「…あの人『また』女の子傷付けたのに 笑って……(ギリッ」
そっと顔を覗き込むと、”心底憎い。”というような表情
歯軋りまで聞こえる
シャル「A…?」
A「(ハッ す、すみません。ではまた剣術の稽古のときに…」
そういうと駆け足で店を出て行った。
アリ「師匠…! あれって…Aさんじゃないですかぁ!?」
俺は呆けた顔で残された。
139人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん返事遅れてすみません! ありがとうございます!! 頑張ります!! (2014年11月6日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん» いえいえ〜。ホントに面白いですよ、この小説!これからも頑張れ!(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年11月1日 6時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん、 コメントをいただけるとは……!久々すぎでPCの前で震えております(笑) ハッピーハロウィンです!本当にコメントありがとうございます!最初からずっと見てくださってるなんて…まとめ能力のない私には最上級の言葉です!本当にありがとう!! (2014年10月31日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん、ハッピーハロウィン!最初からずっと見てます!更新頑張ってください(=゚ω゚)ノ (2014年10月31日 17時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 華さん» うわああ!?コメントくださっていたんですね華さん・・・・。 申し訳ありません。 ジャーファルさんは尊敬に値しますね (2014年9月22日 19時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カルティ | 作成日時:2014年6月15日 18時