第220話 ページ36
モルジアナside
モル「…Aさんは紅覇さんのことどう思ってるんですか」
道中は黙っていたが、果樹園についてから、私は開きにくかった口を開き、こう問うた
A「ピスティさんに聞いた話ってそれでしたか。
紅覇皇子様は、可愛いです。
昨日体調悪くて私に寄りかかってきたの、とっても可愛かったんですよ。」
…むぅ。
朝から笑顔が素敵です。
話を聞いての予測だが、Aさんは噂が広がっていることを知らないようだ。
モル「…本当に、体調悪かったんでしょうか」
A「え?そうだと思いますが…」
昨晩から一番聞きたかった質問の答えは予想通り曖昧だった
…やっぱり怪しいわ。
他国なんかに、絶対に渡さない…!
A「さ、王宮に帰り…
あら、おはようございます」
あ…。
先日見合い話をもってきた中年の男が来ていた
網子「おはようAちゃん。
話、受けてくれてありがとな! 日取りが決まったから伝えに来たんだが、時間いいか?」
A「ええ」
・
急で悪い、と男は立ち去った。
五日後、ある料理店にて。
…マスルールさんに伝えなくっちゃ。
・
数時間後 昼
マス「…それで俺にどうしろと」
モル「マスルールさんがしたいようにしてください。私はとりあえず忍び込んで覗きます」
マス「…わかった。それに同行する」
待ってなさい、Aさんの見合い相手……。絶対に渡さない!
マスルールさんと詮索する(覗き見る)約束を取り付けた私は、こう決意した。
マス(モルジアナがいるだけでAさんの情報が入ってくる……)
・
数時間後
Aは紅炎に静かに呼び出されていた。
紅炎「弟から文が届いて、六日後に帰国することになった。」
A「そうですか…。だいぶ扱き使われてましたから、寂しくなりますね」
紅炎「嫌味か?」
A「いえいえ違いますよ。
ところで、国王様たちには伝えられましたか?」
紅炎「いや、まだだ。お前にしか言っていない」
A「わかりました、伝えておきます
六日後ですかぁ……私の見合いの翌日ですね。では失礼します」
紅炎「………。
………え。」
・
同日
ジャーファルside
仕事が捗らない。
無論、平常とは大差ないくらいには働いているつもりだ。
だが、Aさんの見合いと紅覇皇子殿下との件を………あぁ、また書類を落としてしまった。
………暫く休もう。
―――――――――
キリが悪いですが次へ
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カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん返事遅れてすみません! ありがとうございます!! 頑張ります!! (2014年11月6日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん» いえいえ〜。ホントに面白いですよ、この小説!これからも頑張れ!(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年11月1日 6時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん、 コメントをいただけるとは……!久々すぎでPCの前で震えております(笑) ハッピーハロウィンです!本当にコメントありがとうございます!最初からずっと見てくださってるなんて…まとめ能力のない私には最上級の言葉です!本当にありがとう!! (2014年10月31日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん、ハッピーハロウィン!最初からずっと見てます!更新頑張ってください(=゚ω゚)ノ (2014年10月31日 17時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 華さん» うわああ!?コメントくださっていたんですね華さん・・・・。 申し訳ありません。 ジャーファルさんは尊敬に値しますね (2014年9月22日 19時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルティ | 作成日時:2014年6月15日 18時