第214話 ページ30
――数分後、男は床から体を起こした。
網子「…何が起きた? 俺も歳か…?」
A「ゆ、床が濡れてまして、滑られたんです。ほら、今雨降ってますから…すみませんね」
網子「そうか……どこまで話したっけ?」
A「お見合いを頼まれました」
網子「返事は?」
A「いいですよ」
モル/紅玉「「あっさりぃ!!?」」
シャル「A、水!こいつの顔にぶっかけろ!」
ピス「心臓に良くない話だったんだね…」
A「はい水……スパルトスさん?!意識ないんですか!?」
網子「ありがとう!!本当に助かった…… 詳しい話は後日。嫌だったら断って良いから!」
A「あ、はい、よろしくお願いします」
・
通り雨はすっかりあがっていた。
モル「Aさん正気ですか!!?」
A「はい。モルジアナちゃんが投げた果物が当たった訳でも、スパルトスさんみたいになった訳でもないですよ?」
ピス「それは解ってる。
何でお見合い受けるのって話!」
A「いやぁ、あの人にはいつもお世話になってますし、私もそういう年ですし…」
紅玉「断っても良いんでしょう?直ぐに断っちゃいなさいよぉ。Aちゃんにはもっと相応しい人がいるもの!」
A「お見合い相手を見てすらいないんですが!?」
モル「ダメです絶対!
そいつがマスルールさんより強いなら話はちょっとかわりますが…ほんのちょっと…」
シャル「絶っ対ぇ断れよ!」
白龍「お、俺体調悪くて…先に王宮に戻ります」
スパ「うっ…私も…」
A「…皆さん大丈夫ですか?」
紅覇「その言葉、Aちゃんにそっくりそのまま返すよ」
その日、突然、Aの見合いが決まったのだった。
・
・
・
ヤム/白瑛「「見合いぃぃ!!?」」
ピス「そ。見合い話。」
白瑛「早急に策を練らなければ……(ぶつぶつ」
紅玉「このこと、紅炎お兄様にも伝えてみようかしら…」
ピス「それいいね!反応によってはAたんをどう思ってるかわかるし……」
ヤム「ピスティ!また余計なことを…Aちゃんに怒られるわよ(うずうず」
白瑛「そういう割にはヤムライハ殿も乗り気ですね」
ヤム「えっ、いや、そんな…」
ピス「じゃ、皇子様のとこに行こう!!」
紅玉「ええ!」
白瑛とヤムライハに、夕方の事件を伝えると、ピスティと紅玉の二人はすぐに他の人のところへ、噂の拡大へと乗り出していった。
白瑛「……して、ヤムライハ殿はどなたを応援しておいでですか?」
ヤム「私は特に。」
139人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん返事遅れてすみません! ありがとうございます!! 頑張ります!! (2014年11月6日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん» いえいえ〜。ホントに面白いですよ、この小説!これからも頑張れ!(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年11月1日 6時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん、 コメントをいただけるとは……!久々すぎでPCの前で震えております(笑) ハッピーハロウィンです!本当にコメントありがとうございます!最初からずっと見てくださってるなんて…まとめ能力のない私には最上級の言葉です!本当にありがとう!! (2014年10月31日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん、ハッピーハロウィン!最初からずっと見てます!更新頑張ってください(=゚ω゚)ノ (2014年10月31日 17時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 華さん» うわああ!?コメントくださっていたんですね華さん・・・・。 申し訳ありません。 ジャーファルさんは尊敬に値しますね (2014年9月22日 19時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カルティ | 作成日時:2014年6月15日 18時