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第205話 ページ21

Aさんの話が終わると同時に、もう片方の弟子が怒りを露にした


モル「Aさんに危害を加えるなんて…! 私ががつんと言ってやりましょうか!
敵が何であろうとAさんに害をなすものは全て立ち向かいます!」
A「そこまでしなくても良いですからモルジアナちゃん!?」

モル「私はっ、ただ、心配なんですよ……

マスルールさんなんて…、
マスルールさんだって、さっきまで集中してなくて、ちょくちょく市場の方向…むぐ」

マス「何でもないっす」


……確かに俺だって練紅炎は危険な気がして、二人きり(ジュダル除く)にさせておくのは忍びなかった。

で、休憩の度に無意識に市場、つまりはAさんのいる方を眺めて溜め息をついていた(ちょっと前にモルジアナに指摘されて気付いた)。




事実、だが。

知られると気恥ずかしいので思わず弟子の口を塞いだ。


A「……ありがとうございます。」




…聞こえてたらしいが。

マス「…俺、午後は予定ないんで、手伝い必要なら言ってください」

A「お気遣いありがとうございます。
…でもですね、紅炎皇子様は悪い人ではないみたいで、
ただただ本が読みたいだけのようで、放っておけば困ったこともありませんよ。」

マス「…そうすか。」

A「…たぶん。」


『たぶん』というのは心に引っ掛かる


どこか疲れた顔のAさんの頭をぽんぽんと軽く撫でた。…Aさんではなく、自分を安心させたかったのかもしれない。

A「…すみません迷惑おかけして//

 で、では私、戻りますね」

マス「……(頷」

モル「お気をつけて!」
















Aさんの姿が見えなくなると、モルジアナは俺の方を振り返り、キラキラした目で言った

モル「マスルールさん、その調子です!」




………はい。

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作品ジャンル:アニメ
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カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん返事遅れてすみません! ありがとうございます!! 頑張ります!! (2014年11月6日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん» いえいえ〜。ホントに面白いですよ、この小説!これからも頑張れ!(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年11月1日 6時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん、 コメントをいただけるとは……!久々すぎでPCの前で震えております(笑) ハッピーハロウィンです!本当にコメントありがとうございます!最初からずっと見てくださってるなんて…まとめ能力のない私には最上級の言葉です!本当にありがとう!! (2014年10月31日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん、ハッピーハロウィン!最初からずっと見てます!更新頑張ってください(=゚ω゚)ノ (2014年10月31日 17時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 華さん» うわああ!?コメントくださっていたんですね華さん・・・・。 申し訳ありません。 ジャーファルさんは尊敬に値しますね (2014年9月22日 19時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルティ | 作成日時:2014年6月15日 18時

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