第204話 ページ20
紅覇皇子もむぅっ、とした頬で二人に目を向けている。…そう、紅覇皇子も。
紅覇「ジャーファルさん、だっけ?……近くない?」
ジャ「えぇ…」
紅炎「それで次は?」
A「御飯のあとに…」
あちらは気づいていないようだし、わざとでもないようだが、目を反らさずにはいられない。
紅覇皇子と私は二人から少し間を開けて歩く。
届いたら、Aさんを紅炎殿から引き剥がしそうな、この手が怖かった。
A「ジャーファルさん、どこの部屋に案内すれば?」
だからこそ、振り向き駆け寄ってきて、そう、私に尋ねたときに、「後は任せてください。モルジアナが寂しがってますよ」と言って彼女の手から分厚い書物を受け取ったのだろう
A「お願いします。ではまた後程っ!」
紅炎「あ……。
…紅覇、お前はもう食べたのか?」
紅覇「いえ、兄王様をお待ちしていました」
紅炎「悪かったな……では案内してくれ」
とりあえず、Aさんをこの人から遠ざけたかった。
それだけだ。
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マスルールside
昼飯を食っていると、Aさんがモルジアナの名を呼び(叫び?)ながら森に来た。
A「モルジアナちゃんんっ!!!!!」
モル「Aさん!無事でしたか!?」
A「は、はい!(…無事?)
マスルールさん休んでしまいすみません」
マス「………いえ。
……あの、きつくないすか?」
『?』という顔の二人
…まあ、ちゃんと説明せず話を始めたらそうなる。
後から補足を入れる、
マス「……口調とかが、嫌じゃないすか?あの人。」
俺が言葉を続けるとAさんは理解したらしく、一息ついてから、一気に喋った
A「……はい。
始めは私をかっていた人かと思いました。
紅玉のお兄さんというからもう少し友好的な方ではないかという先入観の所為もありましたが……マスルールさんの言う通り、です。ちょっとだけ疲れました」
言い終えると、また大きく息を吐いた
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カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん返事遅れてすみません! ありがとうございます!! 頑張ります!! (2014年11月6日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん» いえいえ〜。ホントに面白いですよ、この小説!これからも頑張れ!(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年11月1日 6時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん» ゆっぴ@(ー□ω□ー)さん、 コメントをいただけるとは……!久々すぎでPCの前で震えております(笑) ハッピーハロウィンです!本当にコメントありがとうございます!最初からずっと見てくださってるなんて…まとめ能力のない私には最上級の言葉です!本当にありがとう!! (2014年10月31日 21時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ@(ー□ω□ー)(プロフ) - カルティさん、ハッピーハロウィン!最初からずっと見てます!更新頑張ってください(=゚ω゚)ノ (2014年10月31日 17時) (レス) id: 55cd45edba (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 華さん» うわああ!?コメントくださっていたんですね華さん・・・・。 申し訳ありません。 ジャーファルさんは尊敬に値しますね (2014年9月22日 19時) (レス) id: 78d1e56aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルティ | 作成日時:2014年6月15日 18時