第143話 ページ7
A「……私はお姉さんに怪我してほしくないよ」
__「ふふ、ありがとう。お互い大好きだねー？」
A「痛くない?」
__「Aちゃんが怪我してないなら痛くない」
その一件があってから、もっと話をするようになった
お姉さんは長いこと鎖がついている人で、仕事が早めに終わった晩、私達について色々なことを教えてくれた
まず、怪我しない方法。
口調に気を付けるだのこの行動はタブーだの…
__「しか―し、私は怪我しない方法を知っているのにもかかわらず よく怒られます。
何故でしょうか？」
A「?」
__「答え、自分でいたいから。」
A「??」
__「難しいですかね… ま、AちゃんはAちゃんでいてね」
今となってはよく分かる話、『自分を見失うな』というメッセージだった
どのくらいか経ち、成長し 荷物の運搬をするようになった頃。
幼い子にする話じゃないけど、私達の『使い道』も知っておきなさいとも言われた。
__「持論だけど、『私達』は大きく分けて３つの金儲けの用途
一つ目 見世物
二つ目 見世物以外の労働 飼い主の娯楽
三つ目 取引
すべてに当てはまる人もいるわ」
A「二つ目が私達ですね。…三つ目がよくわからないです」
お姉さんに教えてもらいすっかり習得した敬語を用いて問うと
__「簡単に言えば 転売ね。Aちゃんは他のところからここに売られたって言ったよね?
それのことですよ。
『私達』は要らなくなったら処分か他のところに売るかのニ択。
若い子や不必要だけど高く売れる子はよく取引されるわ」
A「……なるほど
私は不必要で高く売れる、んでしょ?
役に立たないけどこんな色の髪だから高く取引されるんでしょう?」
__「こら、『こんな』って言わないの。綺麗な色なんですから。卑下しない。
まぁ……否めないね」
A「お姉さんみたいな黒髪だったらずっとここで一緒にいられるのに…」
__「…一緒にいるのは嬉しいよ
だけど、こんな所では絶対嫌よ。
出て、自分は生きるの。
ここでは私は死んでる。
……話逸らしてごめんね
次は……そうだな、逃げ出す方法を教えようか(小声｣
A「に…?!」
慌て口を押さえる。
同室の一部の人が怪訝な顔を向けてきた。
ひそひそと話は続く
-------------
作者です。話したいです。
消 費 税 あ が る な ん て ・・・
もうやだ…
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ノア(プロフ) - 最後のこうはくんと紅玉ちゃんが面白かったですww (2017年8月10日 23時) (
レス) id: 8709e9d8e1 (このIDを非表示/違反報告)
華 - あ、あと神谷さんとか鈴村さんとか…きりが無いです… (2014年6月18日 18時) (レス) id: 29a34c4407 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ああ。嬉しいなあ。続編。嬉しいです。 (2014年6月15日 18時) (レス) id: 471b80325d (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - 華さん» いえいえ！私も木村良平さんとか好きですよ！もうヤバイ！寺島さんとか、緑川さんとか！ (2014年6月13日 22時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - カルティさん» あまり来れてないけどちゃんとお話と返事は見てるよ！ (2014年6月13日 22時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルティ | 作成日時：2014年3月26日 19時
