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第153話 ページ17

王宮某所

ジャーファルside

ジャ「…どうなさるおつもりですか、シン」

午前中に書類仕事が終わらせてあり、
明日はこの南国の島に雪か雹でも降るのではないかと心配していると、突然『Aさんの体術見に行くか』と言って森に歩いていったのだ。

シン「……。」

歩みを緩めることはなく
前方からの返答はなかった。

……シンに同行した私も、Aさんの厭わしい過去――私達が予想した通りのものだった――を聞く羽目になった。


…『聞く』。
聞くっていうよりは…

??「……盗み聞き 趣味なんすか?」

ジャ「……マスルール。
趣味だとしたら最低の趣味だけど」

バルバットでアラジンたちの会話を壁をはさんで聞いたことも言いたいのだろう。
苦笑いだ。


シン「Aさんもこちらが隠れて聞いていたことは気づいたのか?」

マス「……いえ。


……『あっち』は聞いてたみたいっすね」

シン「…っ
やはりだったか…」


薄々感じていたが、森で察知した気配は紅玉姫と白龍くんと紅覇皇子のものだったらしい。


ジャ「…それで?
知って、
知ったところで何だって言うんですか?シン」


シン「……何もないさ。」

王からの返答は、落ち着いたものだった。

廊下に足音だけが響く。










ジャ「…Aさんはどこに?」

夕食時だ。
モルジアナと部屋にいるのだろうか。

マス「……先輩とスパルトスさんと夕食っす」


今朝誘ったとき『先約がある』と断られたのだが…この二人だったか

むぅ…思ったより仲が良いな スパルトス


シン「…くくっ どんまいジャーファル」

ジャ「シンは夕食要らないんですか。そうですか。仕方ないですね、マスルール、食べちゃっていいですよ」

マス「……うす。」

シン「………」




マスルールside


シンさんのご飯は食べず、自分の夕食を完食してからモルジアナのところへ向かう。

と、相手のほうから来てくれた。

モル「あ、マスルールさん。
 ・・・Aさんどうでしたか? あと手は出してないですよね」

二個目の質問おかしすぎる。

マス「・・・先に二個目の質問に答える。絶対ない。

・・・・・・聞かせてもらったが。」

モル「どう、思いましたか?」

マス「・・・・・特に。」

本当に、だ。

ああ。やはりそうだったのかと思って。


それだけだ。

・・・親近感は沸いたが。

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ノア(プロフ) - 最後のこうはくんと紅玉ちゃんが面白かったですww (2017年8月10日 23時) (レス) id: 8709e9d8e1 (このIDを非表示/違反報告)
- あ、あと神谷さんとか鈴村さんとか…きりが無いです… (2014年6月18日 18時) (レス) id: 29a34c4407 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ああ。嬉しいなあ。続編。嬉しいです。 (2014年6月15日 18時) (レス) id: 471b80325d (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - 華さん» いえいえ!私も木村良平さんとか好きですよ!もうヤバイ!寺島さんとか、緑川さんとか! (2014年6月13日 22時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - カルティさん» あまり来れてないけどちゃんとお話と返事は見てるよ! (2014年6月13日 22時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルティ | 作成日時:2014年3月26日 19時

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