【マギ】 シンドリアの市場の少女は魔導士でした3

第111話 ページ19

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シャルルカンside

――――――――――――…ルカン、シャルルカン、
起きなさいシャルルカン!!



シャル「…った!?
…あ、おはようございますジャーファルさん。」

ジャ「はい、おはよう。朝の会議はとっくに終了した。
そしてすぐさま着替えてアリババくんとAさんのところに行け。」

シャル「え?あぁ、そういえば…」

Aの稽古もつけるんだった。
思い出し、ベッドから起き上がり、気付く。

シャル「…ジャーファルさん、誰が俺を運んできました？」

ジャ「…はぁ?そんなことしりませんよ
毎晩毎晩飲んで・・・
アリババくんは…昨晩はアラジンたちと早目に就寝していましたし…
またどなたかに迷惑かけたんじゃないんですか？」

溜め息をつきながら『また』の部分を強調して言われた。

……マスルールかスパルトスのあたりだろうか？
それか王サマってのもあり得なくもないが…?

ジャ「ほらさっさと。」

急かされて身支度するが…なんか気になるな…



同時刻 銀蠍塔

アリ「…で隙をついて急所に当てるって感じです」

アリババくんがAちゃんに王宮剣術を教えていた。
因みに実況はピスティです☆

…皆、煌帝国の皇子たちが来る日が早まった(実際は早まった訳ではなく、始めに送られてきた書類が間違っていただけらしい。昨日ジュダルが渡しに来た書類に書いてあった)ので忙しいらしく

・・・遊び相手がいないんです。

だからAちゃん観察です。
・・・女友達いないし



――――ここからはアリババside

A「成程…アリババさん凄いですね…もう一度お願いします」

アリ「いやぁそんなことないですよ(照
…ちょっと休憩しましょっか

…師匠まだ来ませんね」

A「ああ…お酒の飲みすぎで二日酔いですかね.シャルルカンさん。

…私も『師匠』とお呼びした方が良いのでしょうか…?」

アリ「さぁ・・・あ、少なくとも師匠はその呼ばれかただと喜ぶと思いますよ。

・・・ん？『酒の飲みすぎで』?」

昨日寝る前に師匠が酒をよく(ほぼ毎晩)飲むということは話したが…


A「…実は今朝 私用がありまして、自宅まで往復してきたんですが、
道中でシャルルカンさん
・・いや、師匠が酔い潰れてるって聞いて、王宮まで運んだんですよね…」←犯人


アリ「それは…お疲れ様でした。…師匠運ぶの重いんですよね…」

A「いえ、そこまでではなかったです。」

アリ「え…(あ、そっか、Aさんモルジアナより筋力あるんだっけ…)」

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