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第106話 ページ14

アリババside

A「・・・そうです。
 モルジアナちゃんを救ってくださったアリババさんになら言っても大丈夫だと思って言いますが――」

アリ「いや 無理して言わなくてもいいですよ」

苦々しい顔をして過去を話そうとする彼女に冷静に言いつつ
内心驚いている。

まさか この明るい人に枷がついていたなんて・・・考えもしなかった

A「す すみません。でも大丈夫です

 ・・・私は、チーシャンでモルジアナちゃんを残して逃げたんです


私は・・・物心つく前から枷がついていました。
幼い頃から何度も売買されました。
だから 実際の出身地はわからないし 親もわかりません。

家族も友達もいない、私が、
チーシャンで領主様の下で生きていた・・・生きてなかったかもしれませんが
あの時 檻の中で泣いていた小さいモルジアナちゃんと仲良くなって、嬉しかった。
なのに、
私はをのモルジアナちゃんを置いて逃げたんです・・・ だからずっと心残り、だったんです。」


涙ながらに話している
辛いんだろうが、俺には言っておきたいらしい。


A「・・・本当にありがとうございます。」

その後も 彼女の話は続いた。








スパルトスside

会議室を後にし、Aを探す。

・・・彼女の過去。それはそれは悲惨だった。

・・・・・初めて会ったときの事を思いだす。



――――約一年前

商船警護の帰り、少々休みたくなり足繁く通っていた果物屋で腰をおろしていた

?「お疲れ様ですスパルトスさん」

スパ「あぁ・・・こんばんはクレアリアさん」

店の経営者である 銀髪のよく似合う老女に軽く頭を下げる。

と、その人の後ろから短髪の子供が出てきた。
・・・服装等を見ると 少年らしかった。


クレアリア(以下クレ)
「あぁ、そうだ。
スパルトスさん、この子、ちょっと前からうちに来てる子なんです。紹介しますね

ほら、こちらが店によく来てくださるスパルトスさん。」


??「・・・どうも。」

クレ「ちゃんと挨拶!」

??「・・・僕はA、です。」

それだけ言うと
さっと店から出て行ってしまった




まあ。今思えば少年だと認識したのは悪かったが、あの時は確かに男の子らしかった。
それに(クレアリアさんの)孫だと思っていた。

しばらくして
私はクレアリアさんから彼女の過去を聞く。


(第33話 少し参照)

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設定タグ:マギ , シンドリア   
作品ジャンル:アニメ
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稲荷 - すごく面白かったです!!やっばいです!!マスルールさんがヤバイです!!←言葉がおかしい… (2017年3月27日 23時) (レス) id: 4aff9c1d32 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - ありーなさん» ありーなさん、返事が大変遅くなり申し訳ありません! おもしろかったって言っていただけるのが幸せです♪ コメントありがとうございました! (2015年4月5日 0時) (レス) id: 87ea0ba692 (このIDを非表示/違反報告)
ありーな(プロフ) - はじめまして! シンドリアの市場の少女は魔導師でした。2まで読ませていただきました。おもしろかったです!続きも読ませていただきますね(●^o^●) (2014年12月6日 23時) (レス) id: 11e516c022 (このIDを非表示/違反報告)
カルティ(プロフ) - 青白さん» 青白さん、返事が遅れてしまいごめんなさい。 頑張ります! コメント本当にありがとうございました! (2014年8月14日 13時) (レス) id: 391b3295b9 (このIDを非表示/違反報告)
青白(プロフ) - 何回もつい読んでしまいます!とても面白いです!更新頑張ってください! (2014年7月6日 22時) (レス) id: 9be1c9366a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルティ | 作成日時:2013年12月8日 16時

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