抵抗軍へようこそ ページ12
「そんなシケたツラすんなよ！セッタの作った料理は旨いんだぜ！！」
イスナーンにパンっと背中を叩かれる。
ちょっと痛い。
「えー私は嫌いアル。味が薄いし、腹に貯まらないアルよ」
「ワシは食えれば何でも良いぞ」
「ワヒード、君はもう少し遠慮したまえ。Aの分が無くなってしまう」
そこから、わいわいと話が弾んでいく。
なんて切り替えの早さなんだろう。
さっきまで、しんみりとしていた空気が信じられない。
もしかして、私は気を使わせているのだろうか？
「ソロモン！何時までも怖い顔してないで、早くこっちにおいでよ！！」
未だに、腕を組んで突っ立ったままだったソロモンにアルバさんが手招きをしていた。
「あ、あぁ」
顎に手を当てたままの彼が、こちらにやってくる。
それを確認したアルバさんが私を振り返った。
「A、改めて抵抗軍へようこそ！！」
そう言った彼女の、三度目の笑顔には返す言葉を失ってしまう。
「ずっと、どんなものを食べていたのかは知らないが、胃に負担をかけないためにも君はスープから口にしたまえ」
黙り込んでいると、セッタと呼ばれていた紫の髪をした男性が私の前にお皿を置いた。
白い湯気がゆらゆらと上がる透き通ったスープからは、いい匂いが立ち上っている。
「いただきます…」
小さな声でそう言ってから一口スプーンで掬って、口の中に入れた。
様々な野菜や魚、お肉の味がする。
余分なものを入れていない、素材の旨みを生かした味だ。
「美味しい………です」
誰かに料理をご馳走になるだなんて久しぶりだった。
昔、母が作ってくれたものと同じくらい優しい味がする。
だからなのか、ポロっと涙が溢れた。
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ミヅキ(プロフ) - アリスさん» お返事遅くなってしまい、すみません！！（；＞＜）ありがとうございます。頑張ります！！ (2015年7月13日 23時) (
レス) id: c07fa541ba (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 頑張って更新してください！楽しみにしてます (2015年6月15日 23時) (レス) id: 263fd153e4 (このIDを非表示/違反報告)
ミヅキ(プロフ) - 彩星さん» 久しぶりー(≧∇≦) このところリアで色々ありすぎて、なかなか占ツク来れない(･_･、) (2015年4月3日 21時) (レス) id: c07fa541ba (このIDを非表示/違反報告)
ミヅキ(プロフ) - ムックさん» コメ返遅くなってごめんなさい(>_<) 本当ですか！？そう言って頂けて嬉しいです(*^^*) (2015年4月3日 21時) (レス) id: c07fa541ba (このIDを非表示/違反報告)
彩星 - 久しぶり〜！ (2015年3月28日 12時) (レス) id: 0e7062ca6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヅキ | 作成日時：2014年8月1日 20時
