【マギ】最強お姉さんは八つの迷宮攻略者！？ (ページ8)

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第５夜*ユナンと新たなる戦いページ8

それから謝肉祭も終わり、シンドバッド王・シャルルカン・スパルトスが煌帝国へ向かった。
私達はその後シンドリアでひと月程過ごし知り合いに会う為、ある山奥の方へ旅へ出た。

トントンと木々を飛んで進んで行く

『結構入り組んでるところに居るわね』

ロア『まぁアイツは放浪癖のある奴だからな。特定の場所にいること自体が奇跡に近いだろう。』

ロアは猫の姿で器用に肩に乗っている。

するとフワッとルフが舞い上がり一つの洞窟へと飛んでいくのを見て、ノアにあっちだと伝えると
ノアはストンっと地に降り洞窟へと入っていった

洞窟を進み、青く光る結晶が至る所にある広い空間に出ると一人の男がこちらに微笑んだ

「やぁ、早かったね」

『えぇ、いきなり通達が来た時は驚いたけれど』

ロア『で、お前の用はなんだ？……ユナン』

ユナンと呼ばれた男性は笑みを深めて少し出っ張っている岩に腰掛けた

「今、アル・サーメンが煌帝国の裏にいる事は知ってるよね」

そう言ったユナンに頷く二人。

「そこで一つ興味深い話があってね？
ムスタシム王国の王女ドゥニヤ、イスナーン、そして男がもう一人。この三人が恐らく第61迷宮ザガンへと向かい、アル・サーメンの奴等がシンドリアを襲うと言う……計画があるみたいだよ」

『ザガンと……シンドリアを？』

ロア『だがザガンは人を好かないのではなかったか？』

「まぁそうなんだけどね」

『でも厄介ね…二つの場所で二つの闘いが起こる可能性があるのは…。
ところでどこでこの情報をゲットしたの？』

「ん？………秘密♪」

ロア『いい歳した男がウインクしても可愛くないぞ
寧ろ幼さを出してこっちは気持ち悪い。』

「相変わらずロアって心に刺さるような言葉を普通に出すよね」

ロア『お前が傷付く心を持っているのか』

「何これホントドS←」

『ユナン、キャラ壊れてるわよ』

×××