prologue* ページ3
青空広がる海の上、
一つの船がある王国にむかって進んでいた。
その船の上で前をまっすぐ見据える女性、その
女性の足元では美しい毛並みの銀色の猫。
どこか不思議なオーラを持つ女性は
ふわりと笑みを浮かべて猫に話しかけた
『ふふっ…そろそろ到着かしら。ねぇロア』
『そうだな。でも何故シンドリアに?
今シンドバッド王はバルバッド王国に居るはずだが…』
『気分♪←』
『おい。』
『冗談よ、相変わらず冗談通じないわね(・ω・`)』
『悪かったな、冗談通じなくて…( º言º)』
『怖いわよロア』
『誰だそうさせてるのは』
『はて、誰かしら(クスクス)』
『……もういい』
未だクスクスと笑っているノアに
呆れ半分諦め半分の顔で溜め息をついたロア。
すると操縦室から一人の男が出てきた
「ノア様、ロア様、もうすぐ到着いたします」
『ありがとう』
ぺこりとお辞儀をして男が再度操縦室に入っていくと
ノアはロアの方を見て満面の笑みを向けた
『さぁ行きましょう。楽しくなりそうよ』
『それはお前だけだろな』
『あら酷い…』
そう言ったノア達の周りを
ふわっと金色のルフと銀色のルフが
飛び交っていた
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作者名:榛 冰 | 作成日時:2013年11月25日 3時