*決着* ページ41
アリババが私の手札から一枚引く。
アリ「っしゃぁぁぁ!!あと2枚!!」
どうやら、引いた数で揃ったらしく手札から抜く。
これで、私は手札が残り一枚、アリババは残り二枚になった。
次で……決める……!!
そう決心して引いたカードは……
…………ババだった。
貴「ぬぁぁぁぁぁぁ!!!!」
アラ「おねいさん!?どんな声だしてるの!?」
貴「ごめんな……ババだったから……。」
アリ「ふっ…………俺の勝ちだな……!」
ニヤニヤした顔でアリババは私の手札からババを引く。
アリ「あ”ぁ!!」
貴「だっさ!!(笑」
久しぶりにお腹を抱えて笑った気がする。
そんなやりとりが10分以上続いた。
ただ、ババが行き交うだけ。
ここまできたら流石に恐怖さえ覚える。
貴「あれでしょ、アリババ、実はどっちにババがあるか分かっててやってるでしょ!絶対そうだな。」
アリ「はぁ!?だったら、とっくにあがってるっての!!」
貴「ぁ……確かに……。」
もうこれ、終わりで良くないか。
アラジンもモルジアナも飽きて、別のことを始めてるし。
貴「アリババ、もう終わらない?流石に疲れたよ。」
アリ「まぁそれもそうだな。アラジン達も飽きてるし。」
貴「じゃぁ、引き分けで!!」
アリ「あぁ!はぁ……こんなにババ抜きしたのは初めてだ。」
貴「確かに。私もここまで盛り上がるとは思わなかった…(笑」
アラジンとモルジアナのほうを見るといつの間にか寝てしまっていた。
私は2人に毛布をかける。
月を見れば、とても高い位置にあって、もう夜遅いのが分かった。
アリ「そろそろ寝るか……。」
貴「そうだね。おやすみ、アリババ。」
アリババに向かってそういうといきなり腕を引かれて口を塞がれる。
これ……キス……!?
頭の中が一瞬で真っ白になるが、アリババすぐに話して、「それじゃぁ、おやすみ」と、そっぽを向いてしまった。
後ろからでも耳が赤いのが分かった。
そういう自分も顔が火照っているのがわかる。
アリババの方を向かないように横になった。
が……
貴「今日は寝れそうにないよ……///////」
小さく呟いた。
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凛真衣@おやじ系女子(プロフ) - φアニメメメ√さん» ありがとうございます!!頑張って更新しますね!! (2014年3月15日 15時) (レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
φアニメメメ√ - 凛真衣さん» 面白いです!!続きが楽しみ!!!マスルールさんmjイケメン!! (2014年3月15日 15時) (レス) id: dcaba890fa (このIDを非表示/違反報告)
凛真衣(プロフ) - 実卯さん» 大丈夫ですよ!調べてもらいまでしちゃって、嬉しいくらいです!!ありがとうございます! (2013年11月24日 12時) (レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
凛真衣(プロフ) - マリイさん» さすがくしゃみフェチですね!wマスルールに溺愛させます!!w (2013年11月24日 12時) (レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
実卯 - ↓ごめんなさい、Pix●v百科事典で調べたら剣闘士やってましたね!私の情報不足でした、ごめんなさい (2013年11月2日 22時) (レス) id: ed1cadcaa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛真衣 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/AYUMU0918092
作成日時:2013年10月7日 0時