【マギ】自然に愛され、自然を愛す、ファナリスの少女【マスルール】

＊お母さん＊ ページ37

ジャーファルに連れられやって来たのは、ジャーファルの部屋だった。


前に話した時のように、向かい合って座る。


貴「その…作戦っていうのは何なの？」


ジャ「それはですね…。Aを食客として迎えるんです。」


貴「え？それだけじゃ、無理でしょ？」


ジャ「はい。なので、一度Aにはファナリス兵団に入ってもらいます。そして、ファナリス兵団の食客としてシンドリアに住んでもらいます。」


貴「でも、戦争になったら結局行かないといけなくなる…。」


ジャ「大丈夫です。戦争まじかでシンドリアからレーム帝国に行くのも難しいし、シンドリアにいる間は七海連合の一員として、戦争には出れないようしもしますしね。」


貴「それでも反論されたら？」


ジャ「・・・その時はどうにかします。」←


貴「・・・それ、作戦って言えない…。」


ジャ「まぁ、とにかく一度レームに帰ることになりますね。その時は私たちも着いて行くので安心して下さい！！」


ジャーファルはドヤ顔をしながら、言い切った。


貴「ありがと、ジャーファル(笑」


ジャ「いえいえ。当たり前のことですから。だから…。」


ジャーファルは一度そこで切って、私の頭に手を置いた。


ジャ「安心して下さい。マスルールだけじゃなく、私たちにも頼って下さい。」


ジャーファルは優しく言い聞かせるように、私の頭を撫でながら言った。


何故かジャーファルがお母さんのように見えて、とても心が暖かくなった。

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