【マギ】自然に愛され、自然を愛す、ファナリスの少女【マスルール】

＊イライラとモヤモヤ＊ ページ34

ーアリババSIDEー


今、シンドバッドさんや八人将、俺とモルジアナも混じって会食をしている。


アラジンはやはりAが気になるらしく、夜ご飯を持って、Aのいる医務室へ行ってしまった。


はぁ…アラジンもやっぱAが好きなのかな…。


いや、俺は別に好きかはわからねぇけど…。


でも…こう、イライラというか、モヤモヤというか…。


モル「アリババさん、顔怖いですよ？」


と、隣に座っていたモルジアナに言われる。


アリ「あ…あぁ…ちょっと、考え事しててな。」


モル「Aさんですか？」


アリ「まぁ…な。心配でさ。」


モル「私も…心配です。少し、見て来ます？」


アリ「いや、アラジンが行ったし、大丈夫だろ。」


とは言ったものの…。


・・・遅い。


数十分は経っているのに、まだ帰って来ない。


アリ「遅ぇな。」


モル「そうですね…。」


と、話をしていると、突然勢いよくドアが開く。


アラ「みんな、マスルールお兄さんも目を覚ましたよ！！」


ジャ「本当ですか！？シン！」


シン「あぁ。今すぐ向かおう。」


シンドバッドさんのその言葉で、一斉に医務室へ行く。


マス「あ……すいません。お騒がせしました。」


ドアを勢いよく開けると、マスルールさんがベッドに座っていた。


シン「いいや、大丈夫だ。Aを救うためだしな。それで、Aは。」


マス「寝てしまって…。・・・それで一つ、皆さんに話したいことが。」


ジャ「どうかしたんですか？」


マス「Aがここに居れるのは、今日を入れてあと６日。なんで、期間が短いかという理由を聞いて欲しくて…。」


シン「じゃぁ、話してくれ。」


マス「・・・A本人から聞いた方がいいと思うんス。なんで、起こしますね。」


そう言うと、マスルールさんはAを揺さぶる。


マス「A、起きろ。」


貴「ん………んん…。」


最初はモゾモゾしていたAだが、ゆっくりと起き始めた。

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