【マギ】自然に愛され、自然を愛す、ファナリスの少女【マスルール】

＊覚ます＊ ページ30

アリ「Aが起きたって本当か！？」


アラ「うん！！ほら！」


貴「やっほ！アリババ。心配かけてごめんね？」


アリ「だ…大丈夫だぜ？////」


アリババと話をしていると、みんながぞろぞろと入ってくる。


モル「Aさん！！」


モルジアナはすごい勢いで抱きついてくるし…


ジャ「これ、たくさん食べて下さいね？」


ジャーファルはたくさんの鉄分が取れるような料理を持って来てくれる。


みんな、良かったと本当に心配してくれていて、たった数日なのにみんなと同じようになれたのがすごく嬉しい。


でも、兄様は目を覚まさない。


貴「兄様…。」


アラ「Aおねいさん、マスルールお兄さんが起きるまで待つかい？」


貴「うん、そうする。」


私はまだ休んだ方がいいし、兄様のことが気になるから、まだベッドで寝ることになった。


今の私は兄様のおかげなんだな…。


もうちょっとずつ、休みながらやれば良かったかな…？


でも、１週間か…


１週間すると私はレームに戻るんだ。


みんなといられるのもあと少しだと思うと、さみしいな…。


兄様はやっぱりシンドリアに残るんだろうか。


八人将という大役を任されている以上、きっと…。


私は首を振って、ネガティブな考えを辞める。


大丈夫！！


また、シンドリアに何度だって来れば、いいだけのこと。


貴「兄様…。」


まだ、眠っている兄様に目を向ける。


あと今日を入れて６日。


とか、いろいろ考えていると、兄様の目が少し動く。


マス「ん……。」


モゾモゾと兄様が起き上がる。


貴「に……さ…ま！」


私は勢いよく抱きついた。

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