【マギ】自然に愛され、自然を愛す、ファナリスの少女【マスルール】

＊大きな存在＊ ページ29

ーアラジンSIDEー


窓からの眩しい光で目を覚ます。


何時の間に寝てたのか…。


自分の上から毛布が落ちる。


隣には毛布がかかってないヤムさん。


きっと僕の方が先に寝て、そのあとヤムさんが毛布をかけてくれたんだろうな。


自分の上から滑り落ちた毛布をヤムさんにかける。


アラ「まだ…目は覚まさないか…。」


Aの声を聞けないのがこんなに辛いとは思わなかったな。


誰も……起きてないよね…？


貴「ん…。」


僕はAに静かにキスをする。


今回は起きてないし、口に。


アラ「や…やっちゃった…//////(汗」


あとから恥ずかしくなる。


大丈夫、誰も見ていない。


頑張れ、頑張るんだアラジン！！←


貴「ん………ま…す……るー…る…。」


寝言…かぁ…。


これが僕の名前だったらな。


でも、きっと僕が惚れさせてみせるからさ。


なんて、思っていると…


貴「ぁ…れ？ぁ…らじ……ん？」


アラ「っっっ！！！A！！！」


Aおねいさんが目を覚ました。


嬉しくて勢いよく抱きつく。


貴「うわっ！！ちょ…アラジン！」


アラ「A！！A…！！」


貴「おねいさんはどうしたの(笑」


とにかく抱きついて、泣いた。


こんなにもAは僕の中で大きな存在になっている事に驚く。


今まではっきりしていないものが、僕の中で輪郭を持ち始める。


Aの笑顔


Aの声


Aの明るさ


そのすべてを見たから僕はきっと……









・









・









Aのことが好きになったんだ＿＿＿＿

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