＊輸血＊ ページ27
ーNOSIDEー
マスルールとヤムライハの間に少しの間沈黙が流れた。
アラジンは医務室のドアの隙間から先ほどの言い争いもすべて見ていた。
マスルールが、あれ程声を荒あげ、感情をあらわにするのを初めて見たアラジンは驚きを隠せなかった。
それほどマスルールの中でAがどれ程大切なのか、感じられた。
それを感じ取ったのかヤムライハが口を開く。
ヤム「・・・やりましょう。輸血。」
マス「本当ですか！？」
そう言われたマスルールは、笑顔だった。
ヤムライハもアラジンも微笑むぐらいなら見たことあるが、笑顔のマスルールには驚きが隠せなかった。
ヤム「っっ！す…少し準備をするから、Aの隣で待ってて。」
マス「分かったっス。」
マスルールはAの寝ている隣に椅子をおいて、それに座る。
アラ「ヤムさん、僕も手伝うよ。」
アラジンはタイミングを見計らって、２人の前に出た。
ヤム「そうね。助かるわ。」
アラジンの手伝いもあってか、ものの数分で準備は終わった。
ヤム「じゃぁ、すぐにやるわね。」
ヤムライハはAの隣にベッドを用意し、そこにマスルールを寝かせた。
マスルールの腕にゴムを巻きつけ、血管を浮かせる。
Aの腕にも同様のことをする。
ヤム「じゃぁ、最初にマスルールから採血するわね。」
ヤムライハはマスルールの腕に針を刺し、注射器で血を取る。
マス「〜っっ！！」
アラ「痛いのかい？」
マス「こういうの、少し苦手で…。」
ヤム「以外ね(笑」
マスルールから点滴半分ぐらいの血を取った。
ヤム「結構とったから、ベッドで寝て休んで。多分、貧血気味になっちゃうと思うし。」
マス「はい。」
マスルールはそのままベッドで眠りについた。
そして、Aの腕に点滴の針を刺し、マスルールの血を点滴でAの中に入れる。
貴「んッ…っ！」
気を失っているはずが、痛さで顔を歪める。
そのあとはAの規則正しい寝息が聞こえた。
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凛真衣@おやじ系女子(プロフ) - φアニメメメ√さん» ありがとうございます！！頑張って更新しますね！！ (2014年3月15日 15時) (
レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
φアニメメメ√ - 凛真衣さん» 面白いです！！続きが楽しみ！！！マスルールさんmjイケメン！！ (2014年3月15日 15時) (レス) id: dcaba890fa (このIDを非表示/違反報告)
凛真衣(プロフ) - 実卯さん» 大丈夫ですよ！調べてもらいまでしちゃって、嬉しいくらいです！！ありがとうございます！ (2013年11月24日 12時) (レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
凛真衣(プロフ) - マリイさん» さすがくしゃみフェチですね！wマスルールに溺愛させます！！w (2013年11月24日 12時) (レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
実卯 - ↓ごめんなさい、Pix●v百科事典で調べたら剣闘士やってましたね！私の情報不足でした、ごめんなさい (2013年11月2日 22時) (レス) id: ed1cadcaa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛真衣 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/AYUMU0918092
作成日時：2013年10月7日 0時
