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*言い争い* ページ26

ーマスルールSIDEー


アラジンからAが倒れたと聞いて、すぐに医務室に向かう。


実際俺は、魔力切れになったこともないし、魔力切れを見たこともない。


だから、どうなっているのか分からないが、アラジンの焦りようをみると、相当やばい状況なのは理解が出来た。


マス「A!!」


俺はノックもせずに、医務室のドアを勢いよくあける。


ヤム「っっ!マスルール!!まだ、Aは目を覚ましていないの…。」


マス「そうっスか…。」


俺はベッドで寝ているAの隣に立った。


全身とまでいかないが、顔以外の所に絆創膏や包帯が巻かれている。


ヤム「魔力切れ寸前になると、血が所々から出てしまうの。Aはその量が結構多くて…。とりあえず、血は止まったんたけど、私の治癒魔法じゃ応急処置ぐらいにしかならなくて…。」


俺は、Aを見たまま、顔を上げずに言う。


マス「俺の血を使って下さい。」


ヤム「・・・え?」


マス「だから、Aは血が足りないんでしょう?だったら、俺の血を分けて下さい。」


ヤム「何言って…!!輸血にも血が結構いるのよ!?」


その言葉を聞いて、ヤムライハを睨みつける。


ヤム「っっ!!」


マス「Aがこんな時にそんなこと言ってられない!!」


ヤム「でも、血にも相性がある!それは適合するの!?」


マス「する!俺たちが剣闘士のとき、Aの戦い的にこういうことが多かった。だから、よく俺の血を分けてやってたんだ!だから…っっ!!」


ヤム「・・・・・」


ヤムライハと俺はうつむく。


少しの間沈黙が流れる。


その沈黙を破ったのは、俺だった。


マス「もし…もし、Aがいなくなったら俺は…っっ!!」


俺が剣闘士なんてものを続けられたのは、Aが居たからなんだ。

なのに…Aは今…



俺は静かにAを見つめた。

*輸血*→←*魔力切れ*



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凛真衣@おやじ系女子(プロフ) - φアニメメメ√さん» ありがとうございます!!頑張って更新しますね!! (2014年3月15日 15時) (レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
φアニメメメ√ - 凛真衣さん» 面白いです!!続きが楽しみ!!!マスルールさんmjイケメン!! (2014年3月15日 15時) (レス) id: dcaba890fa (このIDを非表示/違反報告)
凛真衣(プロフ) - 実卯さん» 大丈夫ですよ!調べてもらいまでしちゃって、嬉しいくらいです!!ありがとうございます! (2013年11月24日 12時) (レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
凛真衣(プロフ) - マリイさん» さすがくしゃみフェチですね!wマスルールに溺愛させます!!w (2013年11月24日 12時) (レス) id: c733f0bb7d (このIDを非表示/違反報告)
実卯 - ↓ごめんなさい、Pix●v百科事典で調べたら剣闘士やってましたね!私の情報不足でした、ごめんなさい (2013年11月2日 22時) (レス) id: ed1cadcaa7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛真衣 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/AYUMU0918092  
作成日時:2013年10月7日 0時

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