【マギ】自然に愛され、自然を愛す、ファナリスの少女【マスルール】

＊アル・サーメン＊ ページ21

ーASIDEー


私は自分の部屋に戻る。


どうやら、アラジン達は私のことが心配で部屋で待っててくれたようだ。


ベッドの上に座っている三人の元へと向かう。


アリ「A、大丈夫だったか？」


貴「うん！何もされなかった上に、仲良くなったよ！！」


モル「それは良かったです。」


貴「心配してくれて、ありがとう(ニコッ。」


モル「そ…そんな…大丈夫ですよ？/////」


アラ「あはは(笑。モルさん顔が赤いよ？」


モル「うるさいです…。」


そう言って、モルジアナはほっぺたを膨らませる。


本当、ミュロンさんも可愛いけど、ミュロンさんに負けないぐらいモルジアナは可愛いと思う。


アラ「そういえば、Aおねいさん。今日から一緒に魔法の練習だね！！」


貴「あれ？アラジンはもう練習しなくてもいいんじゃ…。」


アラ「まだ、完璧とはいえないし、魔法をもっと研究したいんだ。」


貴「そうなんだ…。楽しみだな〜！！」


アリ「でも、ファナリスって実際魔力少ないだろ？マスルールさんに、モルジアナと一緒に体術習えるよう、頼んでみたらどうだ？」


貴「ん〜…確かに、ファナリス兵団の人たちは、魔力少ないし…。そうしようかな…。」


モル「それじゃぁ、私が頼んでおくので、途中の休憩まで魔法をやって、そのあとこっちで体術やりましょう？」


貴「うん！そうする。でも、みんな熱心だね。もう、結構上達してるんでしょ？」


アリ「いや…まだまだだぜ？」


アラ「アリババ君の言う通りさ。まだ、『アル・サーメン』には勝てないよ。」


貴「ある…さーめん？」


モル「Aさんも、多分そのうち知ると思いますよ？シンドリアは関わりが深いですから…。」


貴「そうなんだ…。」


何処かで聞いたことあるな…。


『アル・サーメン』


何だっけ…？





私はこのとき、さらに深い部分に自分が巻き込まれていくとは、知る由も無かった＿＿＿＿

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