【マギ】自然に愛され、自然を愛す、ファナリスの少女【マスルール】

＊男＊ ページ15

ーNOSIDEーレーム帝国


ここは、レーム帝国王宮内。



師「す…すいません、ムー様。私のところのAが、風にこのような伝言を。」


Aの師匠はファナリス兵団団長、ムー・アレキウスに向かって頭を下げていた。


ムー「ほう。風とはやはり、不思議な力が使えるだけあるな。風に耳を傾ければいいのかな？」


師「え…えぇ…。」


ムーが風に耳を傾けれるとAからの伝言が耳の中に流れ込む。


『シンドリアに少しの間、留学するって…。お願いね…。』


ムー「・・・Aはシンドリア王国に行ったのか？」


師「は…はい…。」


ムー「はぁ…どうするんだ。」


？「どうかしたのか？」


２人で話していたところに、髪の長い、人とは違うオーラをまとった男がやって来た。


ムー「あぁ、＿＿＿様。それが、Aが戻ってこないって言うんです。シンドリア王国から。」


？「はぁ…。あの子はやたらと何かしでかすしな。しょうがない。あの日はいつだっけ？」


ムー「確か…二週間後…。」


？「それじゃぁ、二週間後に帰って来てもらうしかないな。それは伝言を返すことは？」


師「出来ますが。」


？「それでは、ボクから返そう。風よ、Aに伝えておくれ。二週間後、必ず帰って来ると。きっと、Aの力ならそれが可能なはずだからね。……突風(アスファル・リーフ)」


不思議なオーラを放った男が伝言を返す。


？「魔法をかけた。風魔法だし、少しは早く届くだろう。」


師「あ…ありがとうございます！」


？「それにしても…シンドリアか。アラジン…元気にしてるかな…。」


この男の登場で、Aを中心に物語が加速する＿＿＿＿

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