Desire１４ ページ14
__
「……っ…」
…部屋…？
畜生、何も覚えてない……今は午前5時…
確か…、そうだ、アルミン…そのあと…
…どんだけ記憶力無いんだ、俺。
突然、ガチャっと扉が開いた。
「…やっと目が覚めたか、行くぞ」
「はぁ？何処に」
「壁外調査にだ」
……ん？
「は！？早すぎじゃないか！？」
「…何のことだ…
あぁ……お前は2日寝込んでたんだ」
「2日ぁ！？」
リヴァイが無理やり俺をベットから引きずり下ろす。
「わわ、分かりました自分で行くから！」
「そしてお前は軽すぎる。ちゃんと食ってんのか。」
「いやそれこそ何のことだよ」
2日の間に、俺、何かやらかしたのか？
「壁外は歩いて行動するのか？」
「アホか、馬に決まってるだろう」
「俺馬の乗り方とか知らないけど」
…と…いうことなので…。
…
「なんでリヴァイと2人乗りしなきゃならねぇんだよ！」
もはや馬が息切れしているように見えるぞ。
「仕方ないだろうが、俺はお前の世話係だ」
「知るか！」
といいつつも、内心俺もこの方法以外無いと思った。
「下手に動くんじゃねえぞ」
「…分かってるっつの」
にしても座高も小ちゃいんだなこの人。
「大丈夫！落ちても私が即駆けつけるからね！」
と、ペトラが自信満々な顔でそう言った。
「え、お…おう」
「…兵長とAの間に入りたい…」
ペトラが何か言ったけどここはスルーが賢明だろう。
大きな壁の門が開く。
団長の合図の元、馬が駆けた。
そこは、森からここへ来る景色と同じだった。
果てしない荒野、誰も住んでない家、歩く数体の巨人。
「う、うわぁぁぁ！」
叫び声
俺と同じく、初めて出陣する人もいて、巨人を前に、混乱する人もいるだろう。
恐れ、固まってしまう人もいるだろう。
固まった人を巨人は狙う。
「援護はまだか！」
何処からかの声。
人類は
何を目的に外へ出る。
真相か？平和か？そのために犠牲は必要か？
「は、離せぇぇ！」
誰一人欠けさせはしない。
「…ごめん、リヴァイ」
俺は立体起動をつかって、馬から降りる。
「っ！…あの馬鹿！」
巨人のうなじに向かって起動ガスを最大限に出した。
なんでだろうな、今はあの巨人に…
「ッ！！」
負ける気がしない！！
俺は調査兵を襲っていた巨人を仕留めた。
__
桜の花言葉
『高貴』『清純』『私を忘れないで』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 544人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃるす。 - 真面目に泣きました…… 感動です！！こんな素晴らしい作品を作ってくださった作者様に感謝です！！ありがとうございます！！(人 •͈ᴗ•͈) (2022年6月9日 22時) (
レス) @page50 id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - ぴりおどさん» 節子…それ涙です…(戯れ)ありがとうございます嬉しいです…！！ (2021年11月27日 0時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴりおど - 目から汗が…凄く面白かったです！ (2021年11月20日 21時) (レス) @page50 id: d35dddd041 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 僕さん» ありがとうございます....！！涙していただけてとても嬉しいです…！ (2021年4月30日 17時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
僕 - 感動しました。涙が止まらないです！ (2021年3月31日 9時) (レス) id: 9ca767eafd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
