Desire17 ページ17
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「案外馬も大丈夫そうだ…ただ、この馬で全力疾走は控えた方がいいかもな。」
「…あぁ、ジャン、後ろのせてくれ」
「A、私の後ろは…」
「ミカサは女の子だからな、俺は掴まったり出来ないよ」
「私は別に構わない」
「俺がダメなの」
再び馬に乗り、駆けた。
「なぁ、目的地の森まであとどれくらいだ」
「…もう少しだった気がする。その森には、少人数で調査に来たことがある。」
するとジャンが
「ミカサ、あの調査に呼ばれたのかよ?だからあん時居なかったんだな」
と言った。
「何の調査だ?」
「分からない。詳しくは知らないけど…その森で人を捜すこととだけ伝えられていた。
何もすることなく帰還命令が出た。」
「へぇ…変な調査だな、それ」
「おい、見えたぞ!」
話をしている中、ジャンが指を指した。
あれか
「あの森、結構広がってんだな」
「俺も行くのは初めてだ」
巨人とも出くわさず、淡々と森に着いた。
「中には入らないのか?」
するとジャンが
「俺たちはあまり中に入らないように言われてんだ。」
「今回は、私もそう言われている」
「……そっか…俺は奥まで行ってみるよ」
「気をつけて」
「あぁ!ミカサ、ジャンを頼んだぞ!」
と、ミカサは頷き、俺は立体起動に移った。
「…ミカサが俺を?……逆じゃねぇか!?」
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っと…危な、木にぶつかるところだった。
自分で言うのもなんだけど、上手くなってきたな、立体起動。
…団長さん方はどこか…。
結構奥まで進んでんだろうなぁ…。
そして怒っているであろうリヴァイ兵士長はどこか…。
「っあ、エレン・イェーガー発見」
木の上で待機のエレンを見つけた。
ペトラ、オルオ、グンタ、エルドもいる。
「A…!え、なんでフルネームなんだ?」
「何でここに」
「スルー?…兵長がここでしばらく待てって言ってよ、この現状だ。」
エレンはため息をついた。
「この森、全然巨人が居ないんだ。こんなところに何かあるのか?」
「巨人が近づけない何かが…あんのかもな」
俺がそう言うと、エレンはハッとした。
「で、でも俺は近づけたし…何の問題も…」
「何言ってんだ、エレンは人間だろ」
エレンのことはリヴァイから聞いていた。
「…!、あぁ!」
残りの4人にも、話を聞く事にした。
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桜の花言葉
『高貴』『清純』『私を忘れないで』
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にゃるす。 - 真面目に泣きました…… 感動です!!こんな素晴らしい作品を作ってくださった作者様に感謝です!!ありがとうございます!!(人 •͈ᴗ•͈) (2022年6月9日 22時) (レス) @page50 id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - ぴりおどさん» 節子…それ涙です…(戯れ)ありがとうございます嬉しいです…!! (2021年11月27日 0時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴりおど - 目から汗が…凄く面白かったです! (2021年11月20日 21時) (レス) @page50 id: d35dddd041 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 僕さん» ありがとうございます....!!涙していただけてとても嬉しいです…! (2021年4月30日 17時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
僕 - 感動しました。涙が止まらないです! (2021年3月31日 9時) (レス) id: 9ca767eafd (このIDを非表示/違反報告)
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