▽第49夜 アモン毒舌説 ページ6
アリ「はぁ〜………………すげぇ…こりゃ、お宝どころじゃねえ………未知の古代都市そのものが眠ってやがった…!」
俺は息を呑んだ。
ドクン、ドクン、と、胸が高鳴るのが自分でも分かる。
好奇心もある。
おかしい。俺はアモンに何度も来ているはずなのに、まるで初めて来たかのようだ。
“仲間”がいるからなのだろうか。
アリ「なぁアラジン、アルト、行ってみようぜ!
この街のどこかに俺たちの目指す“宝物庫”があるはずだ…
まずはあの…一番目立つ塔から行ってみよう!」
アリババはさっきのワサビみたいな影の塔を指して言った。
アラ「うん!」
『じゃ、俺は先に行ってるな』
アリ「何でだよ?」
『いやー、やりたいことあるし』
アリ「そうか」
俺は早速、浮遊魔法を使って宝物庫の前の扉へ飛んだ。
『……開け』
そう呟くと、またゴゴゴ…と音を立てて扉が開いた。
中は埃っぽく、石でできた置物ばかりが乱雑に床に置かれている。
中には割れて砂と化しているものや、ヒビが入って今にも割れそうなものなんかもあった。
『アモン、いるんだろー?』
俺が口に手を添えて言いながら進むと、勝手に扉が閉まった。
石でできた置物を踏まないよう、気を付けながら奥の台座まで辿り着いたところで、台座に背を預けて座る。
アモン(?)「なんじゃ、またお主か…お主もなかなかの暇人じゃのう」
台座の上にある、石でできた壺から声がした。
…やっぱりいるんじゃねえか。
『うるせーな……今回は王の器を連れてきたんだよ。
俺とアラジン__即ち、ソロモンの移し身が選んだ王の器をな』
アモンは一瞬驚いたようで、壺をガタガタッと揺らした。
アモン「セリラのマギと、愛しきソロモンの移し身が選んだ王の器……」
『あー…うーん………ツノだから』
とりあえず、アリババ最大の特徴を言っておいた。
アモン「それにしてもお主、まだ男の格好なんぞしておるのか」
『……悪いかよ…まだ狙われてんだよ』
何か知らんが、セリラのマギには未解明の力があるらしい。
アモン「…さっさと捕まればよいものを」
ボソリと呟いたつもりだろうが、俺にはバッチリ聞こえていた。
『おい今何つった!?……お前さ、俺マギだよ?敬語使わないの?』
アモン「10年来の友人に敬語を使えと」
『もうお前やだ!』
俺は涙目になりながら叫んだ。
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たいやきorのあ(プロフ) - (名前)さん» すみませんが、今書き直し中です。待っていただけると幸いなのですが、どうしてもというなら「20021109」で閲覧してください。 (2015年12月8日 22時) (レス) id: f0f77c2065 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - すみません、パスワードを教えてください。 (2015年12月7日 18時) (レス) id: 7e07e5fa32 (このIDを非表示/違反報告)
たいやきorのあ(プロフ) - セラリアさん» マジですか…ありがとうございます!頑張りますね!! (2015年11月16日 20時) (レス) id: f0f77c2065 (このIDを非表示/違反報告)
セラリア(プロフ) - 見た途端すぐにコメントしました。お気に入り登録してますから!ヘ(≧▽≦ヘ)♪ (2015年11月16日 20時) (レス) id: 24fb74d998 (このIDを非表示/違反報告)
たいやきorのあ(プロフ) - セラリアさん» そうなんですね…!応募ありがとうございました! (2015年11月8日 21時) (レス) id: fcb678c61b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たいやきorのあ | 作者ホームページ:http://できたら連絡しまっす(`・ω・´)ゞ
作成日時:2015年5月10日 11時