▽第63夜 約束 ページ22
『お前がたとえどんな理由で、自分に自信をなくしてしまったとしても、大丈夫。
俺達が側にいる』
俺はコクリと頷き、笑う。
アラ「きみは卑怯者なんかじゃないよ。勇気ある人だよ。絶対に。
僕達は知っているからね」
アラジンも笑顔になり、俺と二人で顔を見合わせては声をあげて笑った。
アラ「だって、きみは僕の尊敬する…」
『お前は、俺が信頼する…』
アラ「友だちだからね!」『友だちだからな!』
満面の笑みで言うと、アリババは顔を紅くさせて喜んだ。
アリ「……! ……あ、あ………
あんだよ、ほめても何も出ねーぞっ!!!
イヤ、金は出るぞ。なんたって、こんなにあるからな。
ごちそうも女もやりたい放題だッッ!!」
アラ「わぁ、ごはんにおねいさん!?」
アリ「そうだッッ!!!」
……こいつら、いつもこうなのか?
アリ「なにが、「冒険はおしまい」だよ!まだなんも終わってねーし!
[迷宮]はまだある…他にも、世界には楽しいことと、ワクワクすることがいっぱい…
まだ…まだ眠っているはずなんだ…だから…」
アリババは楽しそうに言う。
こいつらと居ると、退屈しなさそうだ。
アリ「全部見に行こうぜ、アラジン、アルト!!どーせ暇なんだろ?
寄り道しながらワイワイ言いながら行けばいい!なあ、一緒に行こうぜ!!」
「世界の全てを見に行く」…か。
懐かしいな。
……でも、楽しそうだ。
『ああ、勿論!!』
アラ「うんっ、行く!!」
三人で盛り上がって、何故か叫びたい衝動に駆られた。
『なー、ちょっと叫んでいい?』
アリ「えー……煩そう」
『行くぞ! ……ひゃっほおオオオオオオアアアアアアアーーー!!!』
アリ「話聞けよってうるせー!!」
ベシッ
叫んだだけなのに、アリババに叩かれた。叫んだだけなのに(二回目)。
アラジンは耳塞いでしかめっ面してたし、仕方ないと言えば仕方ないけども。
アリ「ま、まぁ、決定な!」
アラ「わーいわーい!楽しみだなぁ!
一緒に行こうね?」
……ん、眠気が…。
俺は最後の力を振り絞って、言った。
アラ「約束だよ?」『約束、な!』
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たいやきorのあ(プロフ) - (名前)さん» すみませんが、今書き直し中です。待っていただけると幸いなのですが、どうしてもというなら「20021109」で閲覧してください。 (2015年12月8日 22時) (レス) id: f0f77c2065 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - すみません、パスワードを教えてください。 (2015年12月7日 18時) (レス) id: 7e07e5fa32 (このIDを非表示/違反報告)
たいやきorのあ(プロフ) - セラリアさん» マジですか…ありがとうございます!頑張りますね!! (2015年11月16日 20時) (レス) id: f0f77c2065 (このIDを非表示/違反報告)
セラリア(プロフ) - 見た途端すぐにコメントしました。お気に入り登録してますから!ヘ(≧▽≦ヘ)♪ (2015年11月16日 20時) (レス) id: 24fb74d998 (このIDを非表示/違反報告)
たいやきorのあ(プロフ) - セラリアさん» そうなんですね…!応募ありがとうございました! (2015年11月8日 21時) (レス) id: fcb678c61b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たいやきorのあ | 作者ホームページ:http://できたら連絡しまっす(`・ω・´)ゞ
作成日時:2015年5月10日 11時