長兄、練白雄 ページ3
トントンっ
白瑛「雄兄様！はいってもいいですか…？」
白雄「あぁ。」
ガチャッ
今度は成人してるくらいの男の人がいる。
さっきからきになってたけど身内なのになんでこんなかしこまってるんだろうか…。
白雄「…？ 白瑛、白龍どうした？…その娘は？」
白瑛「はい！中庭でたおれていらして、お怪我をされているようだったのでお連れしました！」
白雄「そ、そうか…。ずいぶんとかわった服だな。名前は、？どこからきたんだ？」
A「はっ、はじめまして！Aです！えっと…東京ってとこからきたんですけど…」
白雄「はぁ…。とうきょう…。聞いたことがないな。 それは、どこの国だ？」
A「日本っていう国です！」
白瑛「にほん…？」
白雄「その国も聞いたことがないな…。
ここは煌帝国という国だ。俺は煌帝国第一皇子、練白雄。」
A「えぇ？！おおお、皇子様ぁぁ！？！」
白雄「そこまで固くならずとも良い。
お前は…もしかしたらタイムスリップでもしたのかもしれないな。」
白瑛「雄兄様！タイムスリップってなんですか？」
白龍「ですか？」
白雄「違う世界から俺達の世界に飛んできたってことだよ。
Aが言っている国を俺達は知らないし、服装だって違いすぎる。
ただの仮定にすぎないが、ありえるかもしれないな。」
A「それって……。も、もどれますよね？！わたし、帰れますよね？！」
白雄「いや、俺はわからない。でも出来ることがあれば協力しよう。」
??「白瑛様ー！白龍様ー！学問のお時間ですー！白瑛様ー！！」
白雄「白瑛、白龍。学問の時間だ。この娘は俺にまかせて行ってきなさい。」
白龍&白瑛「はーい！」
ﾀﾀﾀｯ…。
タイムスリップ。なんてありえるの…？！
てかほんとにここどこ？！
というか…気まずい…。
あのちっちゃい２人いなくなるとしずかだなー…。
なんか話さないと…
でも何を話せば……。
白雄「おい。」
A「は、はいっ！」
白雄「とりあえず、白瑛たちがみつけたんだし、面倒はみてやる。帰れるまではここにいていい。
だから落ち着け。 ただ、その服では目立ちすぎてしまう。 女官に頼んであるから、着がえてこい。」
A「あ！はい！あの…有り難うございます…！」
ちょっとクールそうなひとだとおもってたけど、いがいとやさしいんだなー…。
とりあえず、着替えないとな…迷惑かけちゃうし。
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作者名：かすみ | 作成日時：2015年8月12日 13時
