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｢それではこれより、第1回課題進めようの会を始めます！｣
｢ます！｣
その日の放課後、図書館の自習スペースに集まった俺たち。小さな声でちょっぴりふざけるAちゃんに続くと、君は嬉しそうに笑った。
｢とりあえず私の課題は今日の昼休みである程度進めたよ。海人くんは？｣
｢俺も一応少しは進めた！まだまだ終わりは見えないけどさ…｣
｢う〜ん…本っっっ当に申し訳ないんだけど、私の分終わらせるまでは自由に進める感じでもいいかな、？｣
とてつもなく申し訳なさそうに尋ねる君。君が善意でしてくれてることなんだから意見を押し通してもいいのに、こうやって確認してくれるところに優しさを感じる。
｢うん！もちろん大丈夫だよ〜終わったら声かけてほしい！｣
｢わかった！！それじゃあしっかり終わらせようね！｣
安心した君はすぐにプリントにとりかかる。
俺も流石に終わらせないとマズイからちゃんとやるけど、時折少しだけ顔を上げて真剣な顔の君を見つめた。
あ〜〜〜かわいい。うん、世界一かわいい。
なんだか付き合いたてのバカップルみたいなことを1人で考えながら問題を解く。
これが明日も明後日も続くんでしょ？幸せすぎない？？俺もしかしてもうすぐ命日？？？
｢海人くん〜とりあえず私のは終わった！｣
本当に馬鹿げたことを考えていたらいつのまにかだいぶ時間が過ぎていたらしく、君が笑顔で声をかけてきた。
｢おー！お疲れ様〜｣
にこにこ笑顔で返すと君の表情が少しだけ曇る。
｢…どうかしたの？｣
｢あ、いや…私2つ上のお兄ちゃんがいてね？私が疲れてるといつもお疲れ様って言いながら頭撫でてくれたから懐かしいな〜またしてほしいな〜って思っちゃってさ…｣
お兄ちゃん4月から一人暮らししてるんだけどね、と言って笑う君。気付いたら身体が勝手に動いていて、そのまま君の頭を優しく撫でた。
君は少し驚いた表情になったあと、小さな声で呟いた
｢………お兄ちゃんみたいに、呼び捨てで呼んでほしい｣
｢……………お疲れ様、A。｣
お兄さんと重ねられててもよかった。ただ、俺を頼ってくれたのが嬉しかった。
でもやっぱり寂しい気持ちはあるからさ、次に呼び捨てで呼ぶときは君も俺のことを｢海人｣って呼んでね。
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もか(プロフ) - もちさん» ありがとうございます(；；)亀更新ですが、これからもよろしくお願いします…！ (7月29日 17時) (
レス) id: cefc2b5555 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - すごく好きです！応援してます🌟 (7月7日 2時) (レス) @page33 id: 1cff44b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか | 作成日時：2022年12月12日 21時
