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直が直哉になった日から4年が経ち
直___直哉は15になった。
15になった直哉は更に強くなり次の当主は直哉で間違いないと言われる程強くなった。
直哉の右に出るものはほぼいなかった
他の家の連中も、直哉が女だと知っている連中も、直哉を時期当主として認めていた。
そんなある日
甚爾「よぉ、直哉チャン」
本家の廊下を歩く自分にどこからか声がかかる
直哉「あら?甚爾クンやん、久しぶりやな んで、その呼び方はやめろて何回も言わんとわからんの?」
直哉は声が聞こえた方に目をやるとそこには、禪院に生まれながらに呪力が全くなく、猿と蔑まれている自分の親戚がいた。
甚爾「悪りぃ悪りぃ、そんな睨むなよ。キレイな顔が台無しだぜ。それに久しぶりに会ったんだもっと喜べよ」
全く悪いと思ってなさそうに甚爾と呼ばれた男は謝り、足を止めた直哉の側に行き、華奢な直哉の肩に腕を乗せる
直哉は心底不快そうに顔を歪めるがその腕を退かそうとしない。というより、できないと言うことが正しい。
本当はこの男と喋ることさえ嫌だが、呪力を全く持たない代わりにこの男は強靭な肉体を手に入れた。
そんな男から逃げ出そうとしてもすぐに追いつかれる
し、かといって術式を使って逃げるのもなんか癪に触るので直哉はこの男に捕まったら、早々に諦めて早くどこかにいく事を願うしかない
直哉「なんのようなん?随分前に縁切って出てったから、もう会わんでいいって喜んだオレの気持ち返してや」
甚爾「酷い奴だな。俺はこの家の連中は大っ嫌いだが、お前だけは特別に気に入ってるからこうしてわざわざ様子見に来てやったのによぉ」
甚爾はそう言って黄金色の宝石眼で自分を汚物でも見るような目で見ている直哉の顔を嬉々として覗き込む
直哉「最っっ悪や。要らんわ、甚爾クンのお気に入り認定なんて。んで、ホンマに何のよう?」
甚爾「女がそんな顔すんなよ。興奮する」
そう言って甚爾が直哉に顔を近づける
直哉「誰が女や、殺すで ええ加減」
直哉は甚爾を睨みつける。甚爾は「おー怖い怖い」そう言って直哉から距離を取るがその顔はニヤニヤと笑みを浮かべている
直哉は甚爾のそんな飄々とした態度が大っ嫌いだった
甚爾「殺すっつっても俺に一度でも体術で勝てたことあるか?」
直哉「っ」
そして、直哉が甚爾を嫌いな理由はもう一つ
この男が、強かったからだ。
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ウジン(プロフ) - コノハさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2021年3月24日 10時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
ウジン(プロフ) - 夜さん» そうなんです!!別の小説でも宝石眼設定してて!ほんと好きなんです!ある姫 アーティ可愛いですよね^ ^ (2021年3月24日 0時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 宝石眼ってある姫(省略)のですか? (2021年3月23日 23時) (レス) id: ab019124cf (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - すっごい面白いです!夢主居ない小説珍しくて新鮮でした!これからも頑張ってください(*´ω`) (2021年3月22日 18時) (レス) id: 54f7813685 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - 面白いのでもっと伸びてほしいです…。直哉くんなかなかにいい性格しててすごい好きなので、こういう作品待ってました!!作ってくださりありがとうございます!!!更新はご自身のペースで頑張ってください! (2021年3月20日 1時) (レス) id: e48596db7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年3月19日 20時