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家入「あーあ、また絡んでるよアイツ」
夏油「ハハ、本当に悟は懲りないね」
今は体術の授業の休憩時間
2人の視線の先にはグラウンドにある日陰で木にもたれかかりながら休んでいる直哉と、そんな直哉にかまちょを仕掛けている五条が目に入った
家入「でも、五条もああ見えて意外と友達想いなんだな」
夏油「ああ、やっぱり硝子も気付いていたのかい?」
家入「そりゃ、あんな顔されたら誰でも気になんだろ」
直哉は1人になると時々何か思い詰めたような、泣きそうな顔をする
自分では無意識なんだろう。でもその顔はとても辛そうで見ているこっちまで悲しくなる
五条が直哉に絡みに行くのだって大体そういう時だ
五条は、口では直哉のことを「弱い」だの「嫌い」だの言ってはいるが、本心では直哉のことを認めているんだろう。
でなければ五条は自ら話しかけたりしないし、ましてや構ったりしない
夏油「悟は直哉が大好きだからね。そんな自分のお気に入りが悲しんでるとこを見たくないのさ」
家入「うわ、きっもアイツ何?男好きなの?」
夏油「そういう意味の好きではないと思うよ多分(苦笑)でも、直哉ほど綺麗なら私もアリかもね」
家入「うっわぁ、直哉って何?クズホイホイなの?こんなクズどもに好かれるなんて」
夏油「そういう君も直哉が可愛くて仕方がないんだろう?毎日餌付けみたいなことして」
家入「まぁね、近所の懐かない野良猫がご飯あげるたびに心開いてくるのっていいじゃん?そんな感じ」
夏油「野良猫か。間違いではないね 彼猫っぽいし」
夏油は直哉の姿を思い浮かべる
いつも口元に笑みを浮かべていて、掴みどころがない懐いてきたかと思うと、急に距離を取られる。距離を取られたかと思うと、いつの間にかすぐ側にいて驚かされる
夏油(本当猫みたいだな。君は)
未だに五条にちょっかいを出されてる直哉を見る
その様子は人間に構い倒されて毛を逆立てて怒る不機嫌な猫だ。
夏油(いつか、私にも懐いてくれるかな?)
夏油「よし、私も懐いてもらえるようにかまってこようかな」
家入「ドンマイ直哉 クズどもを惹きつける自分の体質を恨め」
家入はそう言って五条と一緒に直哉を揶揄いに行った夏油を見送る
家入(まぁ、私もいくらクズの直哉でもあんな顔するのは見たくないしね。頼むよクズども)
家入は煙草の煙を吐き出しながら木の下で騒ぐ3人をみて口角をあげた
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ウジン(プロフ) - コノハさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2021年3月24日 10時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
ウジン(プロフ) - 夜さん» そうなんです!!別の小説でも宝石眼設定してて!ほんと好きなんです!ある姫 アーティ可愛いですよね^ ^ (2021年3月24日 0時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 宝石眼ってある姫(省略)のですか? (2021年3月23日 23時) (レス) id: ab019124cf (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - すっごい面白いです!夢主居ない小説珍しくて新鮮でした!これからも頑張ってください(*´ω`) (2021年3月22日 18時) (レス) id: 54f7813685 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - 面白いのでもっと伸びてほしいです…。直哉くんなかなかにいい性格しててすごい好きなので、こういう作品待ってました!!作ってくださりありがとうございます!!!更新はご自身のペースで頑張ってください! (2021年3月20日 1時) (レス) id: e48596db7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年3月19日 20時