35話 ページ36
棘がホクホクしているとイルカの声で意識を前に向ける。
イルカ「では今から班分けをする。まずは、一班〜」
そう言って次々と名前を呼び上げて行く。
イルカ「では次に第七班!この班は人数の都合上4人組(フォーマンセル)だ。ではまず
春のさくら!
うずまきナルト!
うちはサスケ!
そして最後狗巻棘の4名だ」
棘は自分の名前が呼ばれ自分の班の子は誰だろうと前を見るとそこには金髪の元気そうな子と、ピンクの髪の女の子、黒髪のクールそうな男の子が自分の班の仲間なようだ。
棘が3人を見ているとシカマルが横から
シカ「お前ドンマイだな。ナルトにサスケ曲者揃いじゃねーか。めんどくせぇ。ま、曲者っつったらお前もだけどな。あの班じゃなくて良かったぜ。」
シカマルは顔を顰めながらそういう。
棘は意味が分からず首を傾げていると前で金髪の子がイルカに反抗した。
優秀な自分が何故黒髪の子と同じ班なのかと。
それに対してイルカは冷静に黒髪の子は成績優秀で、主席でアカデミーを卒業しているが金髪の子はドベだと。
バランスを均等にするためにこうなったのだと。
その言葉に金髪の子、ナルトと呼ばれた子は悔しそうに口を曲げると、黒髪のサスケと呼ばれた子が「せいぜい足を引っ張るなよ。ドベ」とナルトを煽る。
そこからまた、軽く喧嘩が勃発したがイルカが止めた。
棘は確かに曲者揃いだなと、苦笑いを浮かべた。
それから全班呼び終わり昼食後、各自指定された教室へ集合ということで解散となった。
棘はシカマルの元へ向かい
棘「ツナツナー、すじこ?」
(シカマル、ご飯一緒食べよう?)
とシカマルを誘う。しかし、「そうだ!カカシさん達以外には言葉が伝わらないんだ」と紙に書こうとすると少し考える間をおいてシカマルが
シカ「今、一緒に食べようっつたのか?あってるか?」
そう言ったシカマルに棘は(通じた!)っと目をキラキラさせ
棘「しゃけ!しゃけ!」
と元気よく頷いた。
そしてシカマルはその後「他にも一緒に食べる奴いるけど良いか?」といってチョウジと呼ばれた少年とイノと呼ばれた少女を紹介してもらった。
シカマルは頭がいいようで棘の言葉を少し考えるのに時間がかかるが理解してくれる。
シカマルの通訳もあって4人は仲良くご飯を食べた。
(3人も友達ができた。嬉しい。同じ班のことも仲良くなれるかな?)
期待を胸にご飯を食べ終わった棘はシカマル達に別れを告げ教室へ向かった。
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年2月27日 15時