36話 ページ37
教室に行くとそこには既に他の3人が揃っていた。
棘は3人が座ってる方に近づき「ツナマヨ〜」と言って一人ひとりの手を握り挨拶していった。
ナルト「お前ってばなんでアカデミーに通わなかったんだ?」
ナルトはそう棘に聞いたが棘はおにぎりの具でしか喋らないので「昆布、いくら、すじこ!」とまるで意味のわからない言葉で帰ってきてナルトも、他の2人ももういいと言って「よろしく」とだけ言って担当上忍を待つ。
棘(ガーン!やっぱり通じなかったㅜㅜ)
内心少しショックを受けている棘だった。
集合時間をとっくに過ぎて待ちきれなくなったナルトが黒板消しをドアに挟むという悪戯を仕掛けた。
サスケもさくらもそんな子供じみたものに誰もひっかかる人はいないと言いながらも、止めることはしなかった。
そして、悪ノリが大好きな棘はさらに扉が開くと紐が引かれ生クリームが飛んでくるように仕掛けた。
その様子を見てナルトは「やるなお前!」といい、さくらとサスケは問題児が2人も同じ班にいることに肩を落とした。
ちょうどその時、ガラッという音と共にポンッ、ベシャと言う音が聞こえた。
ナルトは爆笑し、さくらは心配する振りをして内心喜び、サスケはベタなトラップに引っかかった担当上忍に呆れた表情を見せていた。
棘は最初こそ喜んでいたがその顔を見て棘は顔を青くした。
そこには粉と生クリームがついた、棘の見知った顔が見えた。
カカシ「んー、お前らの第一印象は嫌いだ」
4人ともその言葉に顔を歪めた。
そう。棘達の担当上忍は棘のよく知っている否、棘が今まで散々お世話になっていたカカシだったのだ。
カカシ(黒板消しをナルトが仕掛けて、得意の悪ノリで棘が生クリームを追加したってところかな?)
そう頭の中で考えて顔を青くして自分を見ている棘に向かってニッコリと笑った。
棘(ゾクッ!やばい。怒ってる)
後から聞いた話では棘はその時悟りを開いたような顔をしていたそうだ。
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年2月27日 15時